私学探検隊

2022年度4月から、中高一貫リベラルアーツ&サイエンス〈LA&S〉クラスを新設!

中学・高校時代の出会いや学びによって、生徒たちは日々成長しています

中学・高校時代の出会いや学びによって、生徒たちは日々成長しています

豊かな人間味のあるグローバル人材の育成

実践学園中学校は「豊かな人間味のある人材の育成」を教育理念とし、グローバルな環境に適合する「知識活用力」「語学力」「コミュニケーション力」「問題解決力」、そして国際感覚を磨いていく「先進的なグローバル教育」にチャレンジしています。
同校が掲げるグローバル教育の目的は、語学力の習得だけに止まらず、日本人としてのアイデンティティを持ち、国際人として通用する見識と信念を持った人格を育てること。
グローバルな視点を身につけるために、中高6年間を通して、多彩な海外留学・語学研修プログラムが用意されています。
それと同時に、日本の伝統文化を尊重し、理解するためのフィールドワークやさまざまな校外学習を実践しています。

日本文化と異文化をそれぞれに学ぶグローバル教育

同校のグローバル教育は、日本文化を学ぶローカルな視点と、海外文化を学ぶグローバルな視点の両方を兼ね備えています。
中1で鎌倉、中2で奈良・京都を訪れ、中3でニュージーランドへ。さらに高1で東京大空襲を学んだのちに、高2のハワイ修学研修旅行ではパールハーバーを訪れ、平和を通した国際理解を深めます。
オンライン講座やネイティブ講師による授業も充実し、「読む・聞く・書く・話す」4技能を総合的に習得。
短期・中長期の留学プログラムは多岐にわたり、多くの生徒が海外研修・留学を実現しています。その結果、留学をステップに、海外大学へ進学する生徒も増えてきました。

約半年間の北米留学を柱とする高校のLA&Sコース

このように積極的なグローバル教育を続ける中で、国際感覚に優れ、世界で通用する素養・教養(リベラルアーツ&サイエンス)を身につけた人材育成を目的に、2018年から高校のLA&Sコースがスタートしました。
同コースは、徹底した少人数教育(1クラス10名程度)により、主体的で深い学びを実践しています。実社会の動きと結びつけた「生きた教養」を身につけ、生徒全員が高1の1月から高2の7月まで約半年間カナダ留学に参加して、卒業までに英検準1級レベルの英語力を備えた国際理解力を磨きます。
また、日本人教員による担任と、ネイティブ教員の副担任で受け持ち、英語以外の教科でも積極的に英語を交えた授業を展開しています。

高校LA&Sコースの取り組み

●「LA&S」プログラム
「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」機会を積極的に導入
●リベラルアーツ&サイエンス講演 
実社会で活躍する方々を講師として招聘
●イノベーション教育 
生徒主体のディスカッションやグループワークを通して、創造力と探究心を養う
●英語外部指導試験 
卒業までに英検準1級レベルの英語力を獲得
●英字新聞を活用したディベート 
週1回、朝の読書の時間を活用して英字新聞の時事問題をテーマに英語でディスカッション
●英語ネイティブの副担任制 
ネイティブ教員が副担任となり、日常生活から英語に触れる機会を増やす

学ぶ姿勢を身につけ、広い視野で将来を考える

新コース設立から3年。「純粋に学びを楽しむアウトプット型の教育が実践されることによって、自ら学ぶ姿勢を身につけた生徒が多く、自分が何を学びたいか、どのように社会貢献を果たしていきたいか、広い視野で物事を考えようとする生徒が増えています」と、倉田誠治教頭は話します。そのため、卒業後の進路も「偏差値や大学名ではなく、自身の学問的な興味で決めようとする傾向が強い」そう。来春の大学進学の結果が楽しみです。
約半年間の北米留学は他に例を見ない同コースの大きな柱ですが、現在の高2は、コロナ禍で変更を余儀なくされました。4月に日本を出発し、カナダのオンタリオ州でホームステイ(各家庭に1人)しながら、7月まで現地校のオンライン教育を受けるという変則的な留学となりました。それでも、実施した意味は大きいと倉田先生は話します。
「もちろん想定外の苦労はありましたが、実際に現地に行って体験しなければわからないこともたくさんあります。経験によって肌で感じた学びは、今後に活かされるに違いありません」

新しい学びの形をコンセプトにした中高一貫LA&Sクラス

2022年度から新たに、中高一貫LA&Sクラスがスタートします。
少人数教育によるアクティブラーニングの実践という枠組みは高校と同じで、従来の枠組みや発想にとらわれない新しい学びの形をコンセプトにしたクラスです。
高校同様に、さまざまな実体験を通してグローバル社会で活躍するための幅広い教養や、多様性を柔軟に受け入れて協力することができる適応力を養います。
オールイングリッシュで行う英語の授業のほか、英語以外の主要教科でも英語を交えて行う授業により、英語の運用能力と英語力の向上を図ります。
ネイティブ教員の数もさらに充実させ、「将来的には10人くらいまで増やしたい」と倉田先生。
「高校のLA&Sコースでは学ぶ意欲に目覚めた生徒が増え、アカデミックなテーマに関心を示す探究心が身についてきました。そうした学びに対する意識を中学段階から高めていくことも、中学からLA&Sクラスをスタートさせる狙いの一つです」

LA&Sクラス入試は、学ぶ姿勢やモチベーションを重視

募集人数は10名程度。LA&Sクラス入試の選考方法は日本語+英語の作文(50分)と面接(50分)のみ。
「帰国生がチャレンジしやすいと思いますが、英語能力の有無より、LA&Sクラスで学ぶモチベーションやポテンシャルなど、学びに取り組む姿勢を重視したい」と倉田先生。「日本の小学校から入学する生徒と帰国生が一緒に学び合うことで生まれる相乗効果を期待しています」
また、異なる文化を理解し、文化的な違いを超えて協力するための適応力(CQ=Cultural Intelligence)を身につける取り組みを導入します。日本の教育機関として初めての取り組みで、こちらも注目を集めています。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

実践学園中学校
[学校HP]https://www.jissengakuen-h.ed.jp/
〒164-0011 東京都中野区中央2-34-2 Tel.03-3371-5268
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