私学探検隊

利他共生の仏教の教えを基礎にしたグローバル教育

他人の喜びや痛みに共感できる心の教育を大切に
先進的なグローバル教育や細やかな受験指導に定評がある淑徳中学校は、仏教の教えに基づいた心の教育を大切にしています。
「学力・勉学はもちろんのこと、“数学が苦手な医者志望の友達がいたら、僕が教えてあげるよ”と言ってあげられるような生徒を育てたい」と、校長の安居直樹先生は話します。「他人の喜びも痛みも自分ごととして感じることができるような、利他共生の精神を培う仏教情操教育が、本校の核心です」
約130年前に「進みゆく世におくれるな、有為な人間になれよ」と、校祖である尼僧の輪島聞声が同校を設立しました。有為な人間とは社会に貢献できる人の意味です。仏教の教えを「LIFE」「LOVE」「LIVERTY」と現代風に表現した“3つのL”を教育理念に掲げ、国際化時代に即応できる有為な人材を育成しています。

高1夏からクラス全員が1年間留学する留学コース

短期海外ホームステイやサマーキャンプ、中3の全生徒が参加する海外語学研修(3カ月)など、多彩な留学プログラムが充実

短期海外ホームステイやサマーキャンプ、中3の全生徒が参加する海外語学研修(3カ月)など、多彩な留学プログラムが充実

とりわけ、高1夏から1年間の留学を必修プログラムとする高校の留学コースが注目されています。約30年前に、日本で初めて実施されたクラス全員の留学制度です。1クラス40名ほどの生徒がアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国(約30校)の現地校に分散して通い、ホームステイや寮生活で24時間英語づけの生活を送ります。
「1年間の留学はとても大きな価値がある経験です。留学先の自然環境や生活環境にも深くコミットし、それだけ気づきも多くなります」
コロナ禍にあっても「厳しい環境で学ぶことも大切」と、敢えて多くの生徒を送り出してきました。「マスクに対する考え方の違いやライフスタイルなど、現地で実感することが大切だからです」
長年続けてきた留学ノウハウの蓄積があり、学習・生活・健康面の支援体制が整っていることも安心です。
留学によって語学力が磨かれるだけでなく、人間力の成長も目覚ましいものがあります。「自立心はもちろん、言葉の通じない場所で日々判断力と思考力が試される経験は、国際社会で活躍する基盤となるに違いありません」
同コースの多くの生徒が難関大学への現役合格を果たし、海外大学に進学する生徒も少なくありません。将来像についても、ごく自然に海外で活躍するビジョンを描いています。

グローバル教育の根底に仏教の教えが息づく
こうした国際理解教育の基本には、仏教校ならではの教えが息づいています。同校では「花まつり」「精霊会」「成道会」「涅槃会」の年4回の行事と仏教の教えを学ぶ「淑徳の時間」があり、高3の春に、全員参加で東京・港区の増上寺で半日間の念仏修行を体験します。
安居先生はまた、春のオリエンテーション(1泊2日)で行う“灯火(ともしび)の集い”も「大切な行事の一つ」に挙げています。「仏さまに献灯するセレモニーです。全員が集まった時の炎の輝きの素晴らしさから、一人の力は小さくてもみんなで協力すればこんなに素敵なことが実現できることを体感できるでしょう」
「3つのL」を大切にした心の教育を行いながら豊かな人間性と社会に役立つ人材を育んでいます。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

淑徳中学校
[学校HP]https://www.shukutoku.ed.jp
〒174-8643 東京都板橋区前野町5-14-1 Tel.03-3969-7411
最寄駅/
東武東上線「ときわ台駅」・都営三田線「志村三丁目駅」徒歩15分。
「ときわ台駅」・JR「赤羽駅」からバス「前野小学校」。
スクールバス:「ときわ台駅」「赤羽駅」、西武線「練馬高野台駅」からあり。

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