生徒が主体的に学習できる環境づくり 新時代の教育を目指して変化し続ける
「国際社会で平和構築に貢献できる人材の育成」という教育理念のもと、2005年に留学クラスを設けて以来、2014年度にはスーパーグローバルハイスクール(SGH)にいち早く指定されるなど、国際教育、英語教育に力を注いでいます。さらに近年では、既存の学校システムを根本から見直す「新時代の教育」にも取り組んでいます。
中間試験を廃止し授業デザインを変えていく
学習者主体の対話型授業、探究型学習の実現、さらにキャリアデザインにつなげることを目的に、様々な取り組みを行っています。その一つが「中間試験の廃止」です。「中間試験を廃止することで、より時間的余裕が生まれ、授業デザインが変わります。重要なのは評価基準で、期末テスト30%、小テスト・アチーブメントテスト30%、発表・協働・表現30%、平常点・教員裁量10%の3-3-3-1制にしています。生徒はシラバスを学習の手引きとし、定期試験があるから勉強するのではなく、主体的に学習計画を立てる形に変わります」と西村教頭先生は話します。コミュニケーションやアウトプットを重視し、プレゼンテーションやディスカッションが授業の様々な場面で行われています。その一つに、宮沢賢治の『永訣の朝』について解釈を深め、イメージ動画を創作するというユニークな授業があります。グループごとに様々な考えや意見を動画に反映させるだけでなく、生徒たち自ら役割分担して動画を創作しました。単なる探究授業としてではなく、生徒が主体的に学習に取り組む環境に変化し続けています。
新時代の教育を支える「チーム担任制」
学校の新しいセーフティネットとして、「チーム担任制」を行っています。1学級1担任ではなく、3クラスに4~5人の担任がつき、多角的な視点で生徒に寄り添っていくシステムです。「複雑なメンタリティを持つ中高生だからこそ、複数名の教員でサポートしています。豊富な情報を生徒カルテで共有し、個別最適な進路指導にも繋げています」(西村先生)
高大連携と豊富な指定校推薦制度
自分の将来をじっくり考える時間を設けるために、2022年度から高校2年生では「キャリアデザイン」を開設しました。連携する大学の講義を受講可能で、将来的には単位取得を目指しています。連携する大学は豊富で、今後も多くの大学との連携を目指しています。さらに、豊富な指定校推薦制度も魅力の一つです。指定校推薦や、探究学習で育んだ力を総合型選抜で生かすことで、2022年度大学入試では約8割の生徒が一般選抜以外の入試で合格しています。
常に新しい教育に向かって変化し続けている同校。ぜひ一度学校説明会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
佼成学園女子中学校
[学校HP]https://www.girls.kosei.ac.jp
〒157-0064 東京都世田谷区給田2-1-1 Tel.03-3300-2351
最寄駅/
京王線「千歳烏山駅」徒歩5分。小田急小田原線「千歳船橋駅」から京王バス15分「南水無」徒歩3分。小田急小田原線「成城学園前駅」から小田急バス20分「千歳烏山駅南口」徒歩5分。