私学探検隊

学年の垣根を超えた6つの体験ゼミ 「ふじ活」で、未来に役立つ「探究心」を育む

半年間の学びの発表に向けて、「紙芝居」を制作。乳幼児の子育てについて学んだことをわかりやすく説明

半年間の学びの発表に向けて、「紙芝居」を制作。乳幼児の子育てについて学んだことをわかりやすく説明

探究心を育むことで社会で活躍する人材に
藤村女子中学校では、「探究心の学び」を重視したカリキュラムを実施。自由な発想力や課題解決能力を養うことで、自分の意見をわかりやすく伝えるスキルを身につけ、AI時代の未来において、社会で真に活躍する人材を育成します。
そこで2021年度からスタートしたのが、「オリジナル授業」と「ふじ活」です。
オリジナル授業は、毎週土曜日に学年ごとに「自己表現(プレゼンテーション)」「自己探求(エンターテインメント実践)」「自己研鑽(検定試験合格を目指す)」の3つの授業に取り組みます。仲間と協力して課題に取り組むことで、学習意欲やコミュニケーション力の向上を図る内容となっています。
一方、「ふじ活(ふじむら探究活動)」は中学生が学年を横断して行うゼミ活動です。「舞台表現・制作」「井の頭公園の四季と動植物」「藤村ディスカバリー」「地域探究活動」「乳幼児との交流」「GLOBAL STUDIES~吉祥寺から世界へ~」の6つのゼミを、地元の吉祥寺を舞台に学びます。
授業は毎週水曜日の5、6時間目に2時間。半年ごとに別のゼミを学ぶことで、3年間ですべてのゼミを全員が履修することになります。学年の垣根を超えたグループのゼミ活動のため、先輩後輩の交流が深まり、主体的にものごとに取り組み、リーダーとしての素養も育みます。

乳幼児への理解を深める体験ゼミ
「ふじ活」で「乳幼児との交流」を担当するのが石川彩加先生です。
「乳幼児との交流では、本来、地元の保育園や幼稚園に伺い、お母さんや乳幼児と実際に交流を深めながら学ぶことを想定。しかし、コロナ禍の影響で、これまでは限られた環境の中、乳幼児について知識や理解を深める活動を行ってきました」
そのひとつが、専用メガネをつくって、乳幼児の視野の狭さを体験する授業。実際にメガネをかけたまま校内を歩いたりもします。
「実際に視野の狭さを体験して、1カ所に集中しやすい乳幼児の特性を理解したり、周囲が見えないことによる危険性にも気がつけるようになりました」
また、離乳食作りでは、食材を柔らかく茹でてつぶして調理。実際に、食べてみて、味の確認もします。
半年ごとのゼミ発表会では、手書きの紙芝居を作成。乳幼児について調べたことや視野の狭さ、月齢によって違う離乳食の作り方など、イラストでわかりやすく解説します。
学年を超えたゼミ活動は、中学生全体の交流を活発にするなど、明らかなプラスの効果を生んでいます。
「これまでの先輩後輩は、どうしても部活中心のつながりでした。半年ごとにメンバーが入れ替わる『ふじ活』のおかげで、中学生は学年が違っても全員の顔と名前がわかるようになり、あちこちであいさつしているにぎやかな声が聞こえます」
最後に藤村女子中学校の魅力を石川先生に語ってもらいました。
「藤村は元気で明るい生徒ばかり。女子だけなので、おおらかに自由な学校生活を送れると思います」

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

藤村女子中学校
[学校HP]https://fujimura.ac.jp/
〒180-8505 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-3 Tel.0422-22-1266
最寄駅/
JR中央線 総武線・京王井の頭線「吉祥寺駅」徒歩5分。

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