知と心を備えたグローバルリーダーを育てる国際教育
世界のリーダーを育てる国際教育プログラム
世界で活躍するグローバルリーダーを育てるため、巣鴨中学校では単に英語力を高めるだけでなく、さまざまな国際教育プログラムを用意しています。特にイギリス屈指の名門パブリックスクール「イートン校」との交流は長きに渡ります。
これまでグローバル教育の一環として、首都圏の男子校で唯一参加している「イートン校サマースクール」(3週間)での渡英学習、同様の体験を日本で行う「SSS(巣鴨サマースクール)」(10日間/中2~高1の希望者約50名)を実施してきました。
イギリスのトップエリートの講師陣と寝食を共にしながら教えを受ける経験は、英語力の向上だけでなく、生徒たちの内面の成長を促す大きな刺激となってきました。
コロナ禍では、他校の生徒も招いてSSSの理念を体験する「TSS(Tokyo Spring School)」(1週間/高1~3の希望者)も企画しました。
こうした実績もあって、2020年に日本で初めて「WLSA(World Leading Schools Association)」に正式加盟が認められ、WLSAが提供するさまざまな国際教育プログラムへの参加や加盟校同士の交流が可能となりました。
私立8校の生徒が参加したDH(ダブル・ヒーリックス)
SSS、TSSの発展形として昨年からスタートしたのが、「DH(Double Helix:二重螺旋)」プログラムです。真に求められる高次の問題解決能力や批判的思考は、知識の積み上げに応じて二重螺旋のように絡み合いながら向上していくという意味で、海外名門校出身の一流の講師陣による講義やディベート、ディスカッション、プレゼンテーションなどにすべて英語で取り組みます。
立ち上げからプログラム作りに尽力してきた国際教育部部長の岡田英雅先生は、「単に英語で会話するレベルではなく、英語で十分に知識を蓄え、考え抜いたものがなければ本質に迫る議論にはなりません。海外の人たちと対等に中身の濃い議論ができてこそ初めて、世界で活躍するグローバルリーダーになれるというのが、本校が考える国際教育です」と話します。
DHは過去2回オンラインと対面で実施され、医学部志望者を対象にした今夏のDH(5日間/中3~高2)は、国際教育に力を入れている私立8校の生徒約50人が参加しました。
テーマは「トランスレーショナル・メディスン」。医療に関わる正解のない問題について、自分が医療従事者であったらどう考え、行動するかという観点から掘り下げていきました。「今回、講師たちが繰り返し生徒たちに問いかけていたのは、“人を助ける、人の役に立つとはどういうことか”というものでした」(岡田先生)。
DH終了後、参加した生徒たちが自発的に学校の枠を超えたグループを作って議論を続けていることも、嬉しい効果でした。
知識の蓄積が思索を深める
DHに参加した生徒たちの充足感は高く、大きな刺激を受けたようです。「英語は好きではなかったけれど、議論の面白さに触発されて英語を真剣に学びたいと思った生徒もいれば、見識を深めるために参加したと言う他校の生徒の意見に驚いたと話す生徒もいました」(岡田先生)。
外国のトップリーダーたちの使命感や深い見識に触れたことも、生徒たちの内面的な成長と自覚を促すものとなるはず。
それこそが、知と心を備えたグローバルリーダーを育てる“巣鴨の国際教育”の狙いです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
巣鴨中学校
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