職場体験で将来に対する「アンテナ」を立たせる!
多様な進路を実現!立正のキャリア教育!
付属校ながらも他大学への進学割合が6割超(2022年度卒業生実績)という立正大学付属立正中学校。2022年度の合格実績を見ると、京都大、横浜市立大といった国公立大や、早稲田大、慶応大といった難関私立大学の他、GMARCHには計46名が合格しています。中学校段階から社会との接点を設けることで、将来の自分についてイメージする機会を設けている同校。今回は、将来をイメージするきっかけ作りとして実施している「職場体験」について、同校進路指導部長の平林重郎先生にお話を伺いました。
大人と接して学ぶ
「本校の職場体験のコンセプトの一つは『大人とのコミュニケーション』です。子どもたちの大人への関わりが希薄になりつつあるのではないかと感じています。そこで本校では、中学校3年生時に職場体験を実施することで、大人とコミュニケーションをとる機会を設けています」と平林先生は話します。
「2022年度の職場体験先は小売業が中心ですが、警察、消防関係といった公的機関や法律事務所、中にはYouTuberの事務所といった最近流行りの企業もあります。生徒は職場体験前に企業と打ち合わせを行います。打ち合わせで初めて詳しい仕事内容を知ることになり、かつ、企業の方と初めて会う機会です。職場体験に向けて確認が必要な事等を準備して臨むことで、職場体験前から社会人基礎力を身に付けていきます」(平林先生)
憧れの仕事から学ぶ
2022年度に職場体験を体験した中学3年生の生徒にも取材しました。
西岡優奈さんは、小学生の時に博物館が舞台の本を読んだことがきっかけで学芸員の仕事に興味をもち、東京国立博物館で職場体験を行ったそうです。実際に来館者への案内等を体験して「声をかけるのは勇気が必要だったけれど、来館者の方に喜んでもらえた時はうれしかった」と感じています。また、朝と夕方のミーティングに参加し、スタッフの方々が日々変わる情報の確認を行っている姿を目の当たりにすることで、振り返りと反省、改善の重要性も学んだそうです。
ファン アン グエンさんは、自動車への興味がきっかけで、自動車販売店で職場体験を行ったそうです。実際に接客を経験して「お客様第一に考える接客業の姿勢を学びました。学んだことを日頃のコミュニケーションの場でも生かしていきたいです」と話します。
「アンテナ」を生かす!
「職場体験に取り組むことで、生徒の意識が変わっていきます。具体的な進路について考える生徒もいます。つまり、将来に対するアンテナが立った状態です。アンテナを活用してこれからどういう情報を収集していくのか、ということを指導していきます」(平林先生)
「将来の方向性を見出せるような教育をしています」という平林先生の力強い言葉の通り、輝く将来に飛び立つために、安心できる環境が整っている学校だと改めて感じました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
立正大学付属立正中学校
[学校HP]https://www.rissho-hs.ac.jp/
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最寄駅/
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