様々な社会問題や課題を英語で考え、発信する そのためのベースをつくる英語教育
英語の学習を通じて自学自習の習慣を身につける
「英語を通じて発信力、コミュニケーション能力、社会性を身につけてほしいですね」と言うのは、英語科で英語4技能推進プロジェクト(※)リーダーの安達玲子先生。「80億の他者を想い、行動できる人づくり」を標榜する同校らしい英語教育に対する思いです。安達先生に英語教育について伺いました。
「本校ではステージごとに到達目標を設定し、それに従って授業を進めています。入学後は、英語の学習経験が少ない生徒も多いので、皆同じゼロスタートとなります。まず日本語と英語の構造の違いなど、英語という言語について論理的に学習します。その上で基本的な英単語について発音や基本的スペルを徹底的に学びます。宿題はつねに設定されているので、予習、授業、復習、小テストを繰り返し行い、中学での自学自習、学習習慣をつけられます。そして、この学習習慣を他教科にもつなげます」
「やればできる」という成功体験が生徒たちを意欲的にします。
(*)英語4技能推進プロジェクト=中高一貫部の英語科の先生から成るプロジェクト。
英語でSDGsについて考え、発信する
学びを発揮する場として、レシテーションコンテスト(中1・中2)やスピーチコンテスト(中3・高1)があります。レシテーションコンテストは単なる暗記ではなく、内容に合わせて各々が工夫してジェスチャーをします。一方、スピーチコンテストでは、自分の好きなものなどをテーマにプレゼンします。
また、毎週土曜日にはネイティブの先生による英会話の授業があり、そこではSDGsについて英語で考える活動もあります。さらに、「高2の選択授業になりますが、今年度から『CNNニュース』を教材として扱っています。リスニングの学習とともに時事問題、英語圏の方々の価値観など一般教養も身につけてほしいと考えています」とも。英語で考え、発信する訓練を行っています。
英検で英語学習に対するモチベーションアップ
「英検の級を取ることは、英語学習に対する客観的な評価を得ることです。これは英語学習のモチベーションアップにもつながるので、本校では英検取得を推奨しています」
目標とする級は中1では4級、中2は3級、中3は準2級、高1は2級で、卒業するまでには準1級以上となっています。また、英語4技能推進プロジェクトの先生が、英検の問題集の紹介や勉強法などをまとめ、生徒をサポート。そのほか担任の先生に英検受検を勧めるよう促したり、複数級を取得した生徒には賞状を授与し、やる気を引き出したりするなどの工夫も。結果、中1での4級以上の取得率は85%、中2の3級以上取得率は93%と高いものに。
最後に、安達先生にどんな生徒に入学してほしいか伺いました。
「英語は世界中の人と交流することのできるコミュニケーションツールです。社会で起きていることを自分事として考え、社会のためになりたいという気持ちをもち、発信できる生徒さんに入学してほしいですね」
多くの生徒は入学当初、英語に不安を抱いていたといいます。しかし、高3になる頃には英検準1級に挑戦するほどに…。世界や社会で役に立つ仕事に就きたいと考えている受験生、大宮開成に入学してみませんか。
ステージ(学年)ごとの到達目標
ステージ | 学年 | 目標 |
---|---|---|
第1ステージ | 中1・中2 | 徹底した基礎力の完成(基本語彙・文法の習得、身近なことについて話す) |
第2ステージ | 中3・高1 | 高校英語の導入と完成(語彙の補強、文法知識の定着、論理的に話す) |
第3ステージ | 高2・高3 | 大学入試に向けた実践(より高いレベルでの実践演習、習熟度別授業<一部>) |
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
大宮開成中学校
[学校HP]https://www.omiyakaisei.jp/
〒330-8567 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町1-615 Tel.048-641-7161
最寄駅/
JRなど「大宮駅」徒歩25分。「大宮駅」から国際興業バス7分「天沼町」。登校日朝にはノンストップ直行便あり。