私学探検隊

コロナ禍でも工夫して行事を実施 どんな状況変化にも柔軟な対応で学びを継続

3年ぶりの体育祭。開会式で各チームの団旗集合

3年ぶりの体育祭。開会式で各チームの団旗集合

コロナ禍でも受け継いだ伝統の「チームカラーコンテスト」
9月29日(木)、八千代松陰中学校では、新型コロナウイルス感染防止に配慮し、3年ぶりの体育祭が対面で実施されました。
この2年間体育祭は中止され、体育祭のメインプログラム、八千代松陰中学校伝統「チームカラーコンテスト(TCC)」のみが実施されました。そのため中3にとって、入学以来、初めての体育祭です。
「TCCは本校の伝統行事で、6色のチームカラーに分かれてダンスを競います。伝統を絶やしたくないと、コロナ禍でもTCCだけは実施。保護者は来校せず、生徒は各教室からオンラインで観戦しました。今年は体育祭の観覧を希望する保護者が600人にのぼったことからも、期待の高さがわかります」(中学校教頭 森弓彦先生)。 

TCCはみんなで一つになれる友情と協力することの大切さを実感
金子ひなたさんは、紫組のTCCリーダーを務めました。各チームの持ち時間は5分。入退場の仕方から選曲、振付、フォーメーションなど、実行委員のメンバーと試行錯誤を重ねます。「去年まで先輩たちが教えてくれたことを、次は私たちが後輩に受け継ぎたい」と金子さん。初めはなかなか意見が出ずに悩んだこともありましたが、次第に団結力が高まり、3年生が1、2年生に優しく振付を教えるようになりました。「全員で踊るのが楽しい。本番では最高の思い出を作りたい」と話します。

対面を重視しつつオンラインを活用。学びと行事の選択肢を増やす
3月には修学旅行を実施します。2年生と、昨年行けなかった3年生が、1週間ずらして、それぞれ2泊3日で京都へ出発。「宿泊研修は、自立と協働を学ぶ場としてなくてはならないものです。行く前と後では生徒たちの顔つきががらりと変わりますから。特に3年生は、高校生になる前の大事なステップになるでしょう」(森先生)。
対面での行事を再開させる中、「学びではオンラインをうまく活用していきたい」と森先生は話します。コロナ禍で留学できない代わりに実施したオンラインツアーは、「英語に興味はあるものの、留学はハードルが高い」という生徒から大好評でした。そのため、生徒が英語を好きになるきっかけを増やしたいと、引き続き実施します。
「行事を通して感じる連帯感や責任感は、勉強だけでは体験できません。一方、オンラインの活用はコロナを経験したからこそできることです。今後は、対面での行事を再開させながら、オンラインも併用し、生徒の学びを止めないよう、工夫していきたいと思います」(森先生)。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

八千代松陰中学校
[学校HP]https://www.yachiyoshoin.ac.jp/jhs/
〒276-0028 千葉県八千代市村上727 Tel.047-482-1234
最寄駅/
京成本線・東葉高速鉄道「勝田台駅」からバス「八千代松陰高校前」。スクールバス:「勝田台駅」・東葉高速鉄道「八千代中央駅」から通学用直通バス、「北総コース」ほか生徒専用会員バスあり。

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