語学力が身につくだけではない英語教育は生徒が成長する絶好の機会
これからの社会で必須のスキルである英語力のための教育を、自主性の育成にも役立てている東京成徳大学中学校。独自のプログラムが大きな成果を上げています。
英語を自然と話す環境を作るネイティブの先生の存在
英語教育に関して、独自のプログラムを取り入れている中学校は少なくありません。そうしたなかで、英語力はもちろん、国際感覚や自主性など、英語教育が多くのことを学ぶ機会となっているのが東京成徳大学中学校です。英語科主任の茂原輝光先生にお話を伺いました。「2014年度より中学校の英語科では、週に8時間の授業を行う予定です。そのうちの3時間を、ネイティブスピーカーの教員が担当します」と茂原先生。ネイティブの先生は3名在籍していて、中学の各学年に1名が所属しています。自分の学年の先生という意識が生徒の中にも強くあり、廊下や職員室で会っても気軽に話せる雰囲気があるとのこと。これが生徒の英語を話す機会を増やしているのかもしれません。「また先生たちも非常に教育熱心で、自分たちの音声ファイルを学校のサイトにアップして、夏休み中も生徒が英語と接する機会を作れないかなど、提案をたくさんしてくれます」。
3か月間のNZ留学で積極性も身につける
こうしたネイティブの先生の存在とともに特徴的なのが、中学3年次に行われるニュージーランド留学です。これは3学期のまるまる3か月間を留学に充てるというもので、希望者のみとなっていますが、3~5割の生徒が参加しています。国際交流部長でもある茂原先生によると、「これは語学研修ではなく、ニュージーランドの中学校に正式に在籍する『留学』なんです」とのこと。生徒は2~3名ずつ現地の学校に留学し、一般の授業を受けることになります。英語が得意でない生徒も参加しますが、帰国する頃には確実にヒアリングが上達しているそうです。
また入試広報部長の増澤文徳先生は次のように語ってくれました。「語学力も伸びますが、生徒の自立に大いに役立っていると思います。自分の意志を伝えなければいけない環境に身を置くことで、積極性が身につくようです。また現地の生徒は明確な目標を持っているので、自分の将来についても真剣に考えるようになりますね」。実際、歴代の生徒会長の多くが留学経験者なのだそうです。
京都への修学旅行では外国人観光客とも交流を
ほかにも、東京成徳大学中学校では、意外な場所が国際感覚を養う機会になっています。「実は3年次の修学旅行も英語を学ぶプログラムになっているんです」と茂原先生。「修学旅行で訪れるのは、外国人観光客も多い京都と奈良。そこで生徒には、彼らにインタビューをするように伝えています。外国からの観光客が何に興味があるのか、日本に対して間違ったイメージを持っていないかなど、自分たちの耳で確認してもらうのです」。英語教育が、さまざまなプログラムと上手くリンクしているのだと実感しました。
●INFORMATION●
■受験スタート説明会
6月9日(日)10:30~12:00
■部活動体験 ※要予約
7月15日(月・祝)10:30~12:00
■サタデープログラム体験学習 ※要予約
9月7日(土)8:30~10:20
■学校説明会
9月16日(月・祝)、10月13日(日)10:30~12:00
※詳細は学校HP
東京成徳大学中学・高等学校
[学校HP] http://www.tokyoseitoku.jp/js/
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