実学を土台とした学びの成果 進学実績が躍進!!
2010年に、中高一貫1期生が卒業した東農大一中。進学実績は毎年伸び、2012年度卒業生は国公立合格者13%、早慶上理合格者26%という目覚しい成果をあげています。その背景について、進路指導部の中西克之先生、井上力宅先生、奥田修司先生にお話を伺いました。
「従来は高2で文理別に分けていましたが、現在は高3から。高2までは、文系志望であっても数学を履修するなど、国公立対応型カリキュラムになっています」(中西先生)
進路の幅を狭めないカリキュラムに加え、中学段階からの実学教育で鍛える思考力・論述力もまた、受験勉強の重要な基礎となっており、「書くことに対する抵抗感がないので、国公立の2次試験に生かされています」(奥田先生)
「1期生の合格実績が飛躍的に伸びたことで、先輩の背中を見て挑戦しようという生徒が増えた」(中西先生)といい、いまやほとんどの生徒がMARCH以上を志望します。
生徒の背中を押す指導で学力面も精神面もサポート
先生方の指導もまた、生徒達を志望校合格へと導く大きな力となっています。例えば、定期的に受験する模擬試験の前後には、各自がシートで振り返り・目標設定をした上で面談をします。「辛いときに辛いと言える状況をつくっておかなければ、いざという時に生徒は相談してきませんからね」と井上先生。模試結果に左右されがちな高3生の不安を取り除き、自信をもって目標に向えるようフォローします。
模試によって弱点が明確になると、生徒のニーズに合わせて放課後講習が行われます。内容は、希望大学別・分野別など様々。希望があれば、受講者が1名でも開講されるというから驚きです。「どの先生も、生徒が質問に来れば後回しにせずにすぐ対応していますよ」と中西先生が言うように、一人ひとりを大切にする姿勢が貫かれているのです。
一人の生徒を全員で支える だから最後まであきらめない
その象徴的な取り組みが、出願校検討会議。高3担任団と進路指導部の先生が集まって年3回開かれるこの会議では、高3生全員分の成績・志望校について情報を共有します。各教科の成績のみならずメンタル面や生活状況などもふまえ、長時間かけて、それぞれの受験戦略を考えます。これにより、担任をしていない生徒の状況も把握でき、弱気になって志望校のレベルを下げてしまうような生徒を学年全体でフォローできるようになりました。「学年全体で声をかけると、『みんなに見守られている』と思って頑張れます」と井上先生。先生方に見守られているからこそ、生徒達は難関大学にチャレンジし、最後まで自分の目標を追いかけることができるのです。
実学で身につけた力を土台に積極的に学習する生徒と、その努力を全力で支える先生方。東農大一中から、今後も目が離せません。
放課後講習開講例
●いまさら聞けない古典文法
●源氏物語概論
●徹底的に世界史
●センター試験確率大好き
●元気がでる化学
●センター大問別演習英語
●中堅国公立に受かりたい
●東大模試演習
東京農業大学第一高等学校中等部
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