私学探検隊

男子の英語教育をリードする「リンクイン」中3海外語学研修へ向けて英語の4技能をステップアップ

2012年3月、日本学園は首都圏初の明治大学「高大連携校」になりました。

日本学園中学校・高等学校では、独自の教育プログラム「創発学」で「創造する力」・「発信する力」(個の力)を高め、真の国際人を育てるべく、中3時に全員参加による「海外語学研修」(オーストラリア予定)を実施する。「一家族一人」の語学研修は、男子校ならではのサバイバル・プログラムだが、「リンクイン」による英語教育が、基礎から実践まで英語の4技能を育成する。

—明治大学の連携校になって一年、新校長として男子校における「英語教育」はどのようにお考えですか。

明治大学・福宮学長と小岩新校長

小岩新校長(以下略)「本校は、東京英語学校として創立されました。創立者・杉浦重剛先生は、夏目漱石よりも先にイギリスに国費留学し、近代化が立ち後れている日本を実感、約130年も前に語学教育を重視し、世界に通用する真の国際人を育成すべく、東京大学の予備門として本校を創立したわけです。まず、男子の特性として、しっかり目標をもって取り組んではじめて真剣さが出て来るところがありますので、中3時に海外ホームスティへ向けて英語を鍛えることにしました。希望者ではなく、全員による約2週間『一家族一人』の海外語学研修は、本人たちにはとても高いハードルかもしれません。しかし、そういった高い目標へ向けて英語力を育てなければ、真の英語は身につかないと考えています」

—「英語の4技能」を鍛えるどのような授業が日本学園では行われていますか。

「リンクイン」では、週2時間、ネイティブによる授業があります。

「本校は、『リンクイン』という独自の英語教育システムを導入しています。週6時間英語の授業がありますが、そのうち4時間を日本人教師が担当し、文法事項・リーディングなどを徹底して教え、後の2時間を使って、すでに習ったことやその応用・発展的な内容を、本校の外国人講師がすべて英語で授業し、英作文まで添削指導しています。また、中1で全員英検3級合格も目標になっています」

—英語の苦手な生徒もいますが、その対策などはどのようにされていますか。

今春から始まった「日学講座」。先生の言葉に、真剣に耳を傾けています。

「今春から日々自ら学ぶ「日学講座」を週4回、放課後に1時間ずつ行っています。英語と数学を中心に、プリント教材を使用し、生徒各自の習熟度や進度に合わせて学んでいく講座です。特に、英語では、習った単元に穴がないか点検するように、易しい問題から応用問題まで単元ごとに総仕上げしていくプリント学習を行っています。先生方もついていますので、いつでも質問ができますし、授業でわかっているつもりになっていた内容を、もう一度確認し整理できます」「本校独自の『創発学』の最終目標は、国際人として英語で創発できる生徒を育てることです。休み時間や放課後を使って、外国人講師と身振り手振りも入れて必死に対話する姿も見かけます、真の国際人になるべく、挑戦心をもって英語力を鍛えてほしいですね」

日本学園中学校
[学校HP]http://www.nihongakuen.ed.jp/
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