私学探検隊

友や師に感化される、良き伝統はそのままに、自己を高める取り組みが始まっています!

のびのびとした校風は健在。友達との関わりも楽しい!

キリスト教に基づいた人間教育に定評のある清泉女学院。個性や能力を認め合う明るくのびのびとした校風のもと、生徒たちは風薫る風光明媚なキャンパスで、自分らしさを確立する6年間を送っています。やさしく、思いやりのある先生や友達から受ける影響は大きく、一生ものの絆を築けるのが同校の魅力。先輩、後輩のタテのつながりも深く、この春、入学した1年生も、クラブ活動が始まり、先輩と関わる時間が増えて、だんだん清泉生らしくなってきました。上級生にも「後輩のお手本にならなければ」という気持ちが生まれて、頼もしさが増しています。

社会に役立つ人を育てる清泉女学院。

進路を考える上でも卒業生の存在は大きいようです。幅広いフィールドで活躍する卒業生のメッセージをきっかけに、自分の進むべき道を模索し、その入口となる大学や学部・学科を決める生徒も少なくありません。

努力する場をつくり、生徒の夢や希望を後押し

そんな良き伝統はそのままに、自己を高める取り組みが始まっています。なにしろ大学の指定校推薦が豊富。前年度の実績を見ても、早慶5、GMARCH22、医学系6…など、魅力ある大学の推薦枠が多いため、学校生活を半年残して大学を決めてしまうケースが多々あります。「こつこつ勉強を続けると、センター試験後に大きく伸びます。その力は、大学や社会で必ず役立つと思うので、卒業間際まで人間力や学力を伸ばせる環境をつくり、生徒のポテンシャルを最高位まで引き出す目的で、さまざまな取り組みを始めています」(進路指導・研究部)。
具体的には、中1から「ステップアップタイム」を導入。学ぶ姿勢を段階的に確立し、中学卒業までに、全員で英検、数検ともに3級合格を目指しています。また、学びたいという意欲を恥ずかしがらずに示せる雰囲気をつくるために、成績上位者向けの補習も行っています。高校では、高2の希望者を対象に「スーパー・プレップ」を実施。東大の入試問題を解くなど、多彩なアプローチで国数英に磨きをかけています。夏期講習では単元別の講座を設けて、ピンポイントで苦手克服を目指すなど、きめ細かく対応。改革を始めて2~3年ですが、素直で、何事にも一生懸命な清泉生は、この春の入試で早くも成果を出してくれました。現役生だけで早慶上智に58名、MARCHに90名が合格。そのおかげで、下級生にも一般入試に挑戦する姿勢が伝わり、新たな伝統が生まれる予感がしています。

人生を切り拓く!清泉女学院の進路指導

2013年早慶上智に 58名、MARCHに 90名合格

高2・高3
無限の可能性を引き出すスーパー・プレップを導入!

予習でわからなかったところがすっきり解決。「なるほど!」が詰まった授業だから楽しい。

それぞれの夢や希望を実現するために、そのステップとなる大学受験を突破できる力をつけていきます。週2日、放課後に実施するスーパー・プレップは、高2対象の特別補習。例えば数学では、東大や京大の入試問題にチャレンジ。英語でも、長文読解の仕方を解説するなど、難問の攻略ポイントや方法を繰り返し教えることで、自信をつけたり、興味を引き出したりしています。

中3・高1
卒業論文や職場体験で、将来の自分を具体化

手際よく集中してペンを走らせる姿が印象的でした。

「ステップアップタイム」は続きますが、中3になったら「学習の記録」は卒業し、自学自習の力を身につけていきます。中3の論文作成や、自己発見ワークショップ、高1の職場見学・実習などを通して、自分の将来像をイメージし始めます。

中1・中2
学ぶ姿勢をつくる、ステップアップタイムも充実!

「学習ノート」が道しるべ。成果も実感できてやる気がでます。

終礼の前に20分間、その日の学習を振り返り、「学習の記録」をつけたり、自由に学習したりする「ステップアップタイム」を設けています。学ぶ姿勢を確立するのが目標。教室で、みんな一緒に取り組むことで、集中できる、友達のやり方を参考にできる、時間の活用が上手になる、宿題を忘れなくなるなどの効果が出ています。

清泉女学院中学校
[学校HP]http://www.seisen-h.ed.jp/
〒247-0074 神奈川県鎌倉市城廻200
☎ 0467-46-3171
最寄駅/JR東海道線、横須賀線 京浜東北線 湘南新宿ライン「大船駅」からバス5分。