入学前から、友達と授業に馴染める機会がいっぱい!
入学前から学校に馴染める「中等科1年の始め方」
光塩女子学院中等科入学試験が終わり、中等科への進学が決まった2月中旬、外部からの受験者はもちろん、初等科からの進学者に対しても説明会が行われます。これは、初等科からの進学者にも、中等科は初等科の延長ではないと、気持ちを新たにしてもらうためです。中等科からの入学者にとって、合格者説明会の日は、友達作りの第一歩を踏み出す日です。現中1が企画するゲームなどを通して、交流を深めます。2月下旬から数回にわたって実施される英習字の時間も、友達作りのよい機会になります。入学早々、違うクラスの生徒と親しげに話をしている生徒に聞いてみると、英習字の折に親しくなったと語ってくれることがあります。入学前に合格者が触れ合うことのできる場があることは、人間関係を一から築かなければとの不安を少しだけやわらげてくれるのではないかと思っています。
学校生活を知る「オリエンテーション」
さて、4月に中等科へ入学すると、2・3日後に実施されるのがオリエンテーションです。この日は、学科授業は行わず、一日かけて「光塩での学校生活を知る」ことになります。オリエンテーションは、始業式・終業式に行われるミサと毎日の祈りについての説明に始まり、授業前の瞑想や挨拶、授業の受け方と課題への取り組み方を学びます。特に、授業前の瞑想は、休み時間の興奮を収め、授業にスムーズに入っていく導入として最適です。その場でみんなで瞑想の実践もしてみます。学校生活の中で多くをしめるのは、なんといっても授業ですが、生徒にとって一番大切なものは、「友人」といっても過言ではありません。自分はしゃべるのが苦手だからとか、人見知りだからと、友達ができないのではないかと不安に思っている人がいますが、この日行われるワークショップがそんな不安を解消してくれます。体育館を使ってのワークショップでは、自己紹介ゲームやビンゴゲーム、それにキャッチボールなどを通して、お互いの垣根を低くしていきます。それまでひっそりしていた教室が、ワークショップを終えて戻ってきたら急ににぎやかになっていたということはしばしば見られる光景です。オリエンテーションでの学びの結びは「制服の着方」です。光塩女子学院の制服にどのような着こなしがふさわしいかということや、どうやって手入れすればよいかといった知恵まで、制服の製造業者の方からうかがいます。授業をしない一日ですが、授業に匹敵する大切な一日、それがオリエンテーションなのです。
友達づくりのきっかけ「遠足」
友人作りと言えば、4月下旬に実施される遠足もその一助となります。クラス内で班を作り、その班でオリエンテーリングを行います。3位までの班には賞品も出るので、みな夢中で駆けまわってポイントを探します。気がつくと、もうあだ名で呼び合っていたりで、お弁当タイムは、会話に花が咲いています。初等科からの進学者も、中等科からの入学者もすっかり打ち解けています。
中等科1年生は、入学からの約2週間余り、慌ただしさの中にも充実したときを過ごして、少しずつ学校に慣れていくのです。
光塩女子学院中等科
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