知・技・心のバランスが養われる、多彩な学園生活
来校者が選ぶベスト催し物 知泉祭は、生徒の成長の場
秀明中学校では、知力や技を支える人間性豊かな「心の学習」を重視しています。「知技心は10代で完成するものではなく、長い人生の中で継続的に構築されていくものです。中高時代は自立を通してその土台を見つける時期。彼らに必要なのは“やればできる実感”です。学ぶことが楽しいと感じると、スポーツでも英語でもパソコン技能でも、生徒たちは大きく成長を遂げます」こう話すのは、大野俊正校長先生です。
全寮生活の中で、勉強にクラブ活動にと精一杯取り組む秀明中学校の生徒たちは、“やればできる”と実感できる多くの機会に恵まれています。中でも、ビッグイベントは「知泉祭」と呼ばれる文化発表会や体育大会です。
この「知泉祭」は、日頃の勉強やクラブ活動における成果を発表する機会であり、合唱や茶道、弁論大会、模擬店など生徒たちの手でさまざまな催しが行われます。「実は、生徒たちが一番盛り上がるのは最終日の閉会式。“来校者アンケート”を実施して得票数を集計し、最も票を集めた催し物が最優秀賞として表彰されるのです」(大野校長先生)。
1位なら嬉し涙、2位なら悔し涙を流す生徒たちは、お互いの健闘を讃え合い、より絆を深めていくといいます。
先輩と後輩の絆が育まれるスポーツイベントも充実
年間を通じ、体育大会や強歩大会、球技大会などのスポーツイベントも活発です。「親に学校生活を見られるのは恥ずかしいという中高生が一般的かもしれませんが、わが校は全寮制の中で日常的に親への感謝の気持ちが養われるため、“自分が一生懸命に努力した姿をぜひ観にきてほしい”という生徒が多く、体育大会は非常に多数の父兄が集まって盛大に行われます」(大野校長先生)。
中学と高校が共同で開催される体育大会は、伝統的に上級生がグラウンド整備などの準備段階から後片付けまでを仕切るため、高校生の先輩の姿を見て中学生もよい刺激をたくさん受けて成長しています。
善悪の区別や感謝の心が育まれる「心の学習」
こうした学校生活の中でかけがえのない友情を育み、協調性を高めて成長する秀明中学校の生徒たち。普段から週1回のロングホームルームが設けられ、先人の言葉や新聞記事などを題材とする「心の学習」が行われています。「心の教育ではなく、心の学習として教員と生徒がともに学ぶ場と位置づけています。善悪の区別や感謝の気持ちを育むことを最も重視し、さらに何事も自分の意見をしっかり持ち、国際社会の中で自分の言葉で相手に伝える力を養っていきたいと考えています」(大野校長先生)。
知泉祭は、そんな秀明中学校の雰囲気を実際に確かめるチャンス。ぜひ足を運んでみては。
秀明中学校
[学校HP]http://www.shumei.ac.jp
〒350-1175 埼玉県川越市笠幡4792
☎ 049-232-6611
最寄駅/JR川越線「笠幡駅」徒歩5分。JR川越線・東武東上線「川越駅」からバス「かすみ野入口」徒歩2分。