私学探検隊

生徒も来場者も楽しめる文化祭から見えてくる生徒のリアルな姿

学校案内では分からない生徒の姿を知る機会

進学先を選ぶ際、学校案内パンフレットやホームページなどを参考にするご家庭は多いはず。けれども、そうしたものだけでは、なかなか見えてこないのが、生徒たちのリアルな姿です。学校説明会などで生徒たちとコミュニケーションを取ることのできる学校もありますが、「生徒の姿を知ってもらえるイベント」として文化祭を位置づけているのが、昭和学院秀英中学校。一体、どのような文化祭を行っているのでしょうか。

(1)雄飛祭当日、正門をくぐるとこんなパフォーマンスでお出迎え(2)中学1年生は合唱を披露(3)人気のチアリーディング部のパフォーマンスは圧巻!


バラエティ豊かな文化祭は学校生活の一大イベント

「生徒たちを知ってもらうイベントといっても、取り立てて受験生向けに何かを行っているということはないんです」と語るのは、高橋孝夫先生です。「雄飛祭」という名称で毎年9月に行われる文化祭。生徒にとっては体育祭と並ぶ、学校生活における一大イベントで、その準備は4月からスタートするそうです。一大イベントというだけあって、毎年5000~6000人の来場者数を誇ります。「文化系クラブやチアリーディング部の発表だけでなく、充実しているのがクラスごとの展示や発表です。中学1年から高校2年までの全クラスが参加します」と高橋先生。模擬店やお化け屋敷のような楽しめるものから、演劇や演奏、合唱など、内容はクラスによって実にさまざま。中学1年生などは高校生の優れた演目を目の当たりにし、「いつかは自分たちも」と思うようです。
「こうした楽しめる文化祭になったのは、昭和学院秀英が比較的新しい学校だからかもしれません」と高橋先生は話します。「創立当時の教員が文化祭を指導する際に、自分たちが大学時代に体験した学園祭をイメージして作り上げたことで、今のような文化祭になったようです」。中学校や高校の文化祭というと研究発表が主になりがちですが、歴史がなかったからこそ、自由に文化祭を作り上げることができたのかもしれません。「一方で、最近は日ごろの学習の成果を中心に展示する内容も増えてきました」と新たな動きも。来場者の皆さんも興味を持って見学しているようです。生徒としても高校2年まで文化祭へ参加することを楽しみ、やり尽くすことで、その後の受験勉強に上手に切り替えられるのかもしれません。卒業生に聞いても6年間の一番の思い出に文化祭を挙げる人は少なくないそうです。

今年も9月に開催、興味のある方はぜひ雄飛祭へ

また、昭和学院秀英らしいと思わせるのが、来場者に見てもらい、楽しんでもらおうという生徒たちの意識です。「創立30年という一つの節目を昨年迎えたこともあり、今年度は素のままの自分たちを見てもらおうという想いが生徒の中にもあるようです」。中高の文化祭といえば自分たちが楽しむといった内容が多いものですが、お客さまのためにといった意識が生徒たちにも浸透しているのだとか。「入学前に雄飛祭を見に来たらとても楽しそうだったとか、親切にいろいろ教えてもらったことが理由となって進学を決めた、という生徒が結構いるんです」と語る高橋先生。そんな自分たちの体験が、入学して来場者を案内する側になったときの応対に表れているのかもしれません。今年の雄飛祭の公開日は9月15日(日)。リアルな昭和学院秀英を知りたい方は、ぜひ訪れてみるといいのではないでしょうか。

(4)雄飛祭で接してくれた生徒に憧れて入学、という事例は多いとのこと

(5)社会科見学レポートや短歌の発表なども。父兄も興味津々


昭和学院秀英中学校
[学校HP]http://www.showa-shuei.ed.jp/
〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-2
☎ 043-272-2481
最寄駅/JR京葉線「海浜幕張駅」徒歩10分。JR総武線「幕張駅」・京成千葉線「京成幕張駅」徒歩15分。