生徒の才能や能力を掘り起こし、開花させる「学園オリンピック」
使命感と豊かな人間性を育てる東海大相模の4つのポイント
東海大相模の教育には、4つのポイントがあります。1つ目は「文武両道教育」。学校生活全般を通して東海大相模が大切にしていることです。2つ目・3つ目は、日々の教育活動としての「英語教育・理数教育」と「学校行事」。そして最後の一つが「学園イベント・プログラム」です。この「学園イベント・プログラム」では、国際化・異文化理解を深める「ハワイ研修」などが行われています。その中でも今回注目したいのが「学園オリンピック」という学校・学年の枠を超えて行う、学園全体での取り組みです。
学校・学年の枠を超えて学ぶ「学園オリンピック」
「学園オリンピック」は生徒一人ひとりの才能や能力を掘り起こし、開花させることを目的に、7月下旬から8月上旬にかけて5泊6日で開催されます。全国にある東海大学の付属高中に在籍する生徒が一堂に会し、部門ごとに講義やディスカッションを行い、専門的知識を深めます。部門は「国語」「数学」「理科」「英語」「造形(芸術)」「音楽(芸術)」「知的財産」「ディベート」「スポーツ」の全部で9つ。どの学年の生徒でも参加資格があるため、毎年全国から、中高合わせて2,000名を超える参加応募があります。その中で一次審査に合格した約170名が、嬬恋高原にある東海大学の研修センターへの切符を手にすることができます(「音楽」「スポーツ」部門は東海大学湘南キャンパスで開催)。
学園オリンピックでは、中学1年生から高校3年生までの、様々な地方の出身者が一緒に、東海大学の大学教授をはじめとする専門家の講義を受けます。講義の内容は部門によりユニークに異なります。例えば英語では洋画のシナリオをもとにした英語ドラマの作成。洋画を選定する際には、あえて今の中高生が観たことのないような十数年前の作品を題材にします。英語のスキルのみを向上させるのではなく、英語での感情表現などを学びます。この他では、国語での小説執筆や、理科での物理・化学・生物・地学の各実験とプレゼンなど、普段の授業ではできない、生徒の好奇心をくすぐる一歩進んだ学問のおもしろさを学ぶことができます。
学問を通じてつながった友達 その友達と過ごした日々
学園オリンピックの最終日には、優秀な成績を残した生徒に対して部門ごとに優秀賞・奨励賞・努力賞などが与えられます。また合わせて、東海大学の関係学部への特別推薦の権利も授与されます。自分の興味・関心や能力をそのまま将来へつなぐことができる。東海大相模にはその仕組みが整っています。
ただ、学園オリンピックの本当の魅力は九州から北海道まで全国14の付属校が参加し「生徒同士が交流」することにあります。どの部門でも毎年、最終日になると「帰りたくない」という生徒がいるそうです。良い学習環境で、興味のある学問を深く学び、また同じ趣向を持った“同士”と過ごす日々は、忘れられない思い出になるのではないでしょうか。
部門 | 内容例(年度によって異なります) |
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国語 | ・創作活動 ・作品講評 |
数学 | ・カオスと数学 ・多角形と多面体の曲率 ・ロボットを動かす ・統計学 |
理科 | ・震災を科学的に検討しよう ・河川の珪藻観察、水質汚染とその色の研究 |
英語 | ・映画「夢のチョコレート工場」の英語劇とその表現法 |
造形(芸術) | ・森の中のオブジェ作成(野外制作) ・君のTシャツ(相手を理解しデザインをし作成) |
音楽(芸術) | ・東京交響楽団から審査委員を招いての公開レッスン ・アンサンブル |
知的財産 | ・F1カー作成 ・商品開発 ・シンボルマーク作成 |
ディベート | ・首相公選制の是非 |
スポーツ | ・柔道 ・剣道 ・ソフトテニス ・卓球 ・バレーボール ・バスケットボール ・サッカー ・バドミントン ・陸上競技など |
約170名の参加生徒(スポーツを除く)に対し、180名の大学教員・中高の教員が対応
東海大学付属相模高等学校中等部
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