私学探検隊

国際社会の一員としての意識が目覚める旅へ

ベッラ・ステッラ(星美)の旅~アカバネからセカイへ~

国連(スイス・ジュネーブ)では人権問題について勉強

星美学園を創立した修道会サレジアンシスターズのローマ本部を訪問

ローマ(コロッセオ)見学で出会った新郎新婦と一緒に記念撮影

星美学園では、中学・高校の6年間で段階を踏んだ国際教育を行い、国際社会に喜んで貢献するための精神的・教養的・経験的土壌を整えます。
中学生の段階では、国際コミュニケーション能力の基礎となる英語教育を培うと共に、国際社会でのアイデンティティの一つとなる日本文化を学びます。その教育成果は同じアジアの姉妹校との交流によって、発揮されます。
高校生になると、さらに実践的な教育へとステップアップし、フィリピン・香港・韓国の姉妹校との交換留学などさまざまな機会を通じて、国際社会の一員としての自覚を促し、自分自身ができる国際貢献とは何かを模索します。その過程を通じて、高校卒業後の進路決定においても深く考えることができます。
その一つに、「ベッラ・ステッラ(星美)の旅」があります。今年7月、高校2年生の希望者25名はシスターと教員の引率のもと、国連の諸機関が集まるスイス・ジュネーブや、本学園の創立者・聖ヨハネ・ボスコ並びに、聖マリア・マザレロの母国イタリアへの研修旅行を行いました。
ジュネーブ国連事務局見学では、人権に関する事務局のリーダーとして働く、サレジアンシスターズのシスター・マリア・カプートにお話を伺いました。生徒たちは中学生のころから人権作文や高1で行われる、フィリピンのストリートチルドレンへのボランティア活動を通して、人権には触れていましたが、改めて人権問題について考えるよい機会となりました。
イタリアでは、創立者の生地であるトリノ近郊を訪ね、扶助者聖母大聖堂訪問や修道院に宿泊して現地のシスターとのふれあいや、トスカーナのゆったりとした人の心を和らげる雰囲気の中で、生徒たちはよく食べ、よく祈り、よく見学をすることができました。また、現地で30年以上生活し、ホテル経営をしている卒業生により、異文化体験として、ピッツァやカントッチョ作りを行いました。日本を離れて外国で暮らし、現地の生活に馴染み、その国で、国際社会に貢献するとはどういうことかを、質問を交えて聞くことができ、生徒たちは感激していました。本学の修道会の本部であるサレジアンシスターズローマ本部では、日本管区長自ら案内をしていただきました。
生徒たちは、この旅で本物のキャリア教育に触れ、将来の進路決定に大いに影響を受けたものと思われます。また、イタリア語を選択している生徒たちは、現地であいさつなどよく話しましたが、もっと語学を勉強したいという目標を持つことができました。
本学園の一連の国際プログラムの終着点は、「国際社会に貢献できる道を見いだし、その一歩を踏み出す」ためのキャリア教育です。星美学園では将来、国際社会に貢献できる女性を育てます。今後の生徒たちの活躍が楽しみです。

星美学園中学校高等学校
[学校HP]http://www.jsh.seibi.ac.jp/
〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14
☎ 03-3906-0054
最寄駅/メトロ南北線・埼玉高速鉄道線「赤羽岩淵駅」徒歩7分。JR京浜東北線 埼京線 湘南新宿ライン「赤羽駅」徒歩10分またはバス東京北社会保険病院行乗車5分「師団坂通り」下車すぐ。