私学探検隊

新学習プログラムで難関他大学への合格者数がアップ!

目的意識の高い生徒が多い

難関大学への受験に対応した新学習プログラムで学んだ「受験コース」第1期生が今年3月に卒業。難関大学への合格者数が伸び、早くもその成果を発揮しました。新学習プログラム導入について、第2期生の高3学年主任の武部信隆先生にお話を伺いました。
「本校では約4割の生徒が明治学院大学へ進学します。しかしここ数年、理系大学への進学希望者を含め、他大学に挑戦したいという生徒が増えてきました。そこで、『受験コース』をつくることになったのです」(武部先生)
受験コースは文系と理系にコースが分かれますが、「ベルーフ(社会で果たすべき使命)・プログラム」と呼ばれるキャリアデザイン教育を受けたうえで、高1の時、担任と面談をし、生徒自身の希望により、高2からのコースを決定。受験コースの授業は、大学受験を意識した演習中心の授業、さらに、早朝・放課後の講習や長期休暇中の講座数も増やすなど充実しています。
「コース分けにより生徒たちの目標も早期に設定され、生徒の受験に対する意識も高くなりました。また、そんな意識の高い生徒たちほど、目標に向かってどんどんアプローチできるカリキュラムになっています」(武部先生)
年間の補習・講習時間も2010年に比べると2倍以上増え、さらに1期生より2期生の講座数のほうがより多くなっています。
「補習や講習の受講は任意ですが、自主的に受講する意識の高い生徒も多いのです」(武部先生)
さらに、模擬試験も学内で受験でき、1期生の時には年4回実施し、2期生は年5回を予定しているとか。
「現高3の2期生は1期生に比べても意識が高い生徒が多く、夏休み中の学習時間500時間を目標にしたところ、500時間を超えた生徒も10名ほどいました。受験クラスの平均は400時間程度でした。500時間というと、1日の学習時間は10時間。その頑張りに教員も驚きました」(武部先生)

卒業生講演会。合格という夢を叶えた先輩の生の声は、生徒たちのモチベーションアップに

すべてのコースで英語・数学の習熟度別授業を実施。クラスは試験のたびに入れ替わる


学校をあげて受験体制を整備

そんな目的意識の高い生徒たちと向き合う先生方。今年は、受験コースの担任の先生方が月に1回勉強会を開催したり、外部の研修に行ったり、意見交換をしているとのこと。
「勉強会には1期生の学年主任も加わり、前年の反省を生かしたアドバイスを行っています。また、進路指導には学年を越えて対応。たとえば、秋から伸び悩む生徒にはどんな言葉をかけるか、どんな指導をしていけばよいのか、教員同士、情報の共有をしていきます。また、保護者・生徒との面談に力を入れています。いま、本校では、保護者の協力も得て生徒を励ましながら育てていこうと、学校をあげて受験体制の整備をしています」(武部先生)

明治学院中学校・東村山高等学校
[学校HP]http://www.meijigakuin-higashi.ed.jp/
〒189-0024 東京都東村山市富士見町1-12-3
☎042-391-2142
最寄駅/西武拝島線 国分寺線「小川駅」徒歩8分。JR武蔵野線「新小平駅」徒歩25分。(自転車通学可)