自ら考え、発信できる真の国際人を目指して紫紺を胸に羽ばたけ世界へ
“英語を話す”から“英語で伝える”へ
「紫紺を胸に羽ばたけ世界へ」をキーコンセプトに、グローバル社会におけるリーダーの育成に力を入れている明治大学付属明治中学校・高等学校。同校では、昨年、創立100周年を迎えたのを記念して、募金による寄付金を募り、次世代のリーダー育成に活用する「鵜澤総明教育振興・奨学金プログラム」を創設しました。同年6月に開催された「第1回 スピーチコンテスト」では、上位10名の入賞者に、長期休み中に実施される海外交流体験プログラムの参加費の一部を奨学金として給付するなど、生徒たちの夢を応援しています。
そして、今年から高校生を対象に「第1回 イングリッシュ・プレゼンテーション」を実施。約30名のエントリーから7名が選抜され、舞台に立ちました。
真の国際人に必要なのは“英語力”と“関心力”
今回、同校が英語によるプレゼンテーションを試みたのは、「世界で活躍する人になるためには、単に英語が話せるだけではなく、世の中について常に関心を持ち、自分なりに考え、意見を発信する力が必要」という考えがあったからです。
代表の7名は、それぞれに自分の関心があるテーマについて調べ、あらゆる角度から検証し、自分なりの考えを多くの生徒たちの前で発表しました(各生徒のテーマは、下の表を参照)。プレゼンテーションは、一対一で会話をするのとは違い、大勢の人に伝えなくてはならないため、声の大きさや話す速度、そして演出力も必要となります。また、聞く側が関心を持つようなスライドの見せ方も、勝利のカギを握ります。
今回、優勝を果たした米山沙織さん(高3)のプレゼンテーマは、「Animal Testing For Cosmetics in Japan」。一般にはあまり知られていませんが、日本では、化粧品開発のために動物実験が行われています。それを知り、ショックを受けた米山さんは、日本と海外の実態を調べました。そして、「人の命に関わるものではなく、美容のために動物を犠牲にするのは反対」と自分なりの意見を述べました。
今回、プレゼンテーションの舞台に立った7名には、前回のスピーチコンテスト同様に、海外交流体験プログラムの参加費の一部が奨学金として給付されます。同校では、今後もチャレンジ精神旺盛な生徒たちをバックアップしていきます。
優勝した米山さんのコメント
奨学金プログラムで短期留学したい!
過去2回、スピーチコンテストに挑戦しましたが、選抜までには至りませんでした。高3の最後のチャンスで挑戦したイングリッシュ・プレゼンテーションで優勝を果たせて本当に嬉しかったです。プレゼンにあたっては、約3カ月間、図書館などで資料を集め準備しました。将来の夢はキャビンアテンダントになることです。
2013年度
イングリッシュ・プレゼンテーションの内容
高3・女子 | Animal Testing For Cosmetics in Japan |
高2・男子 | Japanese technologies which boast of the world |
高2・女子 | Courtesy of Japanese |
高3・女子 | Should disabled children study in ordinary schools? |
高2・男子 | Culture of hiding |
高3・男子 | The direct election for the prime minister |
高3・男子 | The Useless Power |
明治大学付属明治中学校
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