私学探検隊

「伝えたいこと」を「真剣に伝える」経験が生徒を成長させる

ゲストも飛び入り参加!? 英国研修報告会

白梅清修中高一貫部で2年生による英国研修報告会が行われました。同校では、生徒たちがプレゼンテーションを行う機会をとにかくたくさん設けています。
英国研修では、イタリア、ドイツ、スペイン、トルコ、ロシアなど世界中から訪れた留学生とともに3週間の「学生寮」体験を通して、英語を学びます。
帰国後、この体験を振り返りながら「イギリスと日本の違い」「他国の生徒との交流」など6つのテーマに沿って、保護者の方々への報告を兼ねたプレゼンテーションを行います。
全教室に完備された電子ボードを巧みに使いこなしながら、寸劇やスキットを取り入れたプレゼンが行われました。
中でもびっくりしたのが、観客を巻き込んでスキットを行うという、演出です。指名された保護者の方が流暢な英語でスキットを演じきると、大きな拍手が送られました。生徒たちも本当に楽しそうにプレゼンテーションを行っていました。

突然英国研修報告会のプレゼンに参加した保護者の方。びっくりされていましたが、とても楽しんでいらっしゃいました。

EU研修報告会は、発表方法、発表内容ともに生徒たちの成長ぶりが感じられます。

企業の多国籍化に国際連合の課題 難しいテーマに果敢に挑戦

インタビューに答えてくれた4年生。

同日に行われたEU研修報告会は、英国研修報告会のアットホームな雰囲気とはやや異なる雰囲気です。
今年5月に2週間のEU研修を終えた4年生によるプレゼンは、「地域統合の現状と課題」「企業の多国籍化にともなう労働市場の国際化」といった、とても難しいテーマです。
ただ研修に行くのではなく、事前学習にはじまり、研修中の学習や取材、そして事後学習を行い、この難しいテーマに生徒たちは一生懸命取り組みました。
保護者の方々だけでなく、来年EU研修に参加する3年生も見学しています。後輩たちを前に、自分たちなりに考えた提案を示しながら、堂々と発表していました。
4年担任および社会科主任である、田邊泰智先生は「高校生にはやや難しいテーマを設定しましたが、私たちの期待をはるかに超える完成度でした。今の世の中でもなかなか解決されないテーマに、高校生なりの解決策を提示してくれました」と語ってくれました。
プレゼンを終えた4年生にもインタビューをしました。
SMさん「清修は、生徒たちが先頭にたって進めていくのを、先生方がサポートしてくれる学校です。自分で考え、行動する機会がとても多いことが魅力の一つだと思います」。
HMさん「現地のチューターの方々にインタビューをしたり、パワーポイントのスライドを作るのが大変でした。
人の前で発表するということは緊張するけど、人前で伝えたいことを真剣に伝えられるという経験は、とても大切なことだと思います」。
生徒たちに清修の教育方針がしっかりと伝わっていることがわかりますね。

白梅学園清修中高一貫部
[学校HP]http://seishu.shiraume.ac.jp/
〒187-8570 東京都小平市小川町1-830
☎ 042-346-5129
最寄駅/西武国分寺線「鷹の台駅」徒歩13分。JR武蔵野線「新小平駅」自転車10分。JR中央線・西武国分寺線 多摩湖線「国分寺駅」から西武バス20分「白梅学園前」。