生徒たちの多彩な才能が見えてくる「桜空祭」
9月21日・22日に行われた桜空祭(文化祭)のテーマはLINK。「友人、学年、学校、来場者、社会へと人の輪がつながってゆく文化祭」を目指して企画されました。
展示物やイングリッシュスピーチなどを通して、同校の生徒たちのさまざまな活躍ぶりをご紹介します。
3年間の成長が見える中学生による英語プレゼン
大勢の観客の前で中学生が披露してくれたのが「Express Yourself in English(EYE)」という英語によるプレゼンテーションです。
学年によってテーマが異なり、中学1年生は自己紹介。2年生は自分の趣味や好きなこと。3年生は日本について紹介をするという内容です。
1年生は、はじめてということもあり、とても緊張していました。スピーチを終えた工藤龍太郎君に感想を聞きました。「大変だったけど、うまくできてよかったです。桜美林に入学したのは、去年の桜空祭で英語のプレゼンテーションをみて、すごいなと思ったからです。将来の夢は外国で働くことなので、英語の力がつく桜美林を選びました」と、しっかりとした目標を語ってくれました。
2年生になると、落ち着きが出てきて、表現方法が豊かになっていきます。「桜美林は、学年に関係なく、みんなとっても仲がいいのですよ」と笑顔で話してくれました。
3年生は英語の発音からスピーチの内容まで、レベルが格段に上がり、英語の実力はもちろん、3年間で身につけたさまざまな力を見せてくれました。
「本校では、昔から『EYE=英語で自分を表現する』ということを大事にしています。このような行事をはじめ、アウトプットの機会をたくさん設けることで、自信をもって英語を話せるようになってほしいと思っています」と上田雅夫先生。
オーストラリアから訪れていた交換留学の生徒たちもスピーチを見学していました。このような公の場で披露するという経験そのものが、生徒たちの成長を促進しています。
理科の研究発表や、美術部の作品も必見
理科の取り組みの一環として、例年9月に生徒一人ひとりが夏休みに行った自由研究を発表します。
その優秀作品がエントランスホールに展示されていました。今回最優秀に選ばれたのは、なんと1年生の佐々木優太くんによる「宇宙へはばたく構造物」という研究です。
地球温暖化、食糧問題、核戦争の危機などから、未来において地球には住めなくなり、宇宙への移住が検討されるかもしれません。そのために、宇宙にいろいろなものを運ぶためにはどうしたらよいのかという研究テーマです。
一つひとつの事象を丁寧に追究し、実際に模型まで制作し、わかりやすく発表したことが評価されました。
このほかにも、「第63回学展 日本学生油絵コンクール 中学生の部」で入賞した美術部の作品なども展示されていました。
学内のあちらこちらで見かける交換留学生の姿を見ただけでも、桜美林中学校の豊かな教育力を実感できました。
12月20日には一般の方々にもご参加いただける同校の大切な行事「クリスマスキャロリング」が行われます。ぜひ、足を運んでみてください。
桜美林中学校
[学校HP]http://www.obirin.ed.jp/
〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
☎ 042-797-2668
最寄駅/JR横浜線「淵野辺駅」徒歩20分。「淵野辺駅」・JRなど「町田駅」からバス「桜美林学園前」ほか。スクールバス:京王線・小田急線・多摩都市モノレール「多摩センター駅」、「淵野辺駅」からあり。