私学探検隊

いよいよ男女共学化!キャリアデザイン教育を具現化する人間学を学び、人間力を育てる6年間

人間力のナンバースクールを目指す

初代校長の新渡戸稲造先生は「われ太平洋の橋とならん」という高い志のもとに、国際理解と世界平和のために活躍しました。新渡戸先生が示した教育理念は「違いを認め合う心」。これはまさにグローバル化が進む現代に必要なことです。
グローバル化が進むなかで、英語力、偏差値、進学実績だけでは、逞しく生きていくことはできません。思春期に優先して学ばなければならないのは人間力。新渡戸が考える人間力とは、人間学と実学の和です(右図参照)。人間学は対人技術、基礎知識、自発的行動力に分けられます。対人技術を高める自己発見学習、基礎知識を身につける授業力、自発的行動力を促す担任力が人間学に不可欠です。実学は大学からでも間に合いますが、新渡戸では理科、社会、体育、芸術などを実学に結びつけます。基礎知識である偏差値が高くても、対人技術や自発的行動力が低ければ、人間学としては低い数値です。いくら難関大学に入学しても人間力の増え方は小さなもの。英語、国語、数学をしっかりと学び、対人関係能力を磨き、自ら行動を起こすことで人間力は飛躍的に拡大します。
時代が求めているものは人間力なのです。その人間力を高めるための土台となっているのが、新渡戸独自の「自己発見プログラム」です。この自己発見プログラムを徹底し、人間力が育つ学校を目指します。人間力をつけて、人生設計(キャリアデザイン)の実現に向けて生きていく人間を育てます。

 これからの予測のできない社会を生き抜くために、6年間の時間を無駄なく使い、子どもたちを育てる


人間力を鍛える7つの学習

来年度から新渡戸は、今までにない学校を展開します。「誰もが学ぶ人」が合言葉。教師も保護者も生徒も学ぶ人です。学校から指導という言葉が消え、すべてが学習という考え方に変わります。生徒指導ではなく、学校での出来事すべてが学習。7つの学習を柱に育てていきます。
●自己発見学習…自己発見プログラムに基づいてHR、授業など学校生活すべてに関わります。その目的は「自己の確立」。目的を目指す過程で、自分を確かに感じると、気づく力、おもてなす気持ち、将来へのビジョンがイメージできるようになります。
●イベント学習…学習の柱は、生徒の感情への刺激。生徒が感情の揺らぎを感じることを提示していく考え方です。授業、試験、ランチタイム、行事などのすべてがイベントです。
●躾学習…規則で育てるのではなく、規律で育てる。かっこいい生き方をしているか、カッコ悪い生き方をしているかを判断していく学習です。
●地球市民学習…グローバル社会に対応する力を養う。使える英語教育、国際問題を自分の頭でしっかりと考えて、母国語でプレゼンし、話す英語に発展させます。
●人生設計…本校が推進するキャリアデザイン学習。自己発見しながら、人生設計をイメージし、サクセスストーリーを作成します。
●日本文化…アイデンティティを確立するために、江戸しぐさや日本の生活、文化を外国に宣伝する。
● 組織…生徒会中心の生徒組織から、イベントによる組織を体験し、誰もが適材適所でリーダーを経験。組織の意味と人の動きの難しさ学習する。

新渡戸文化中学高等学校
[学校HP]http://www.nitobebunka.ac.jp/
〒164-8638 東京都中野区本町6-38-1
☎ 03-3381-9772
最寄駅/メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩6分。メトロ丸ノ内線「新中野駅」徒歩7分。JR中央線 総武線・メトロ東西線「中野駅」徒歩15分。