私学探検隊

週1時間の「自学」で、自修力と個性を伸ばす!

中1の自学の時間

一人ひとりの自修力を身に付けられる「自学の時間」

世界につながる創造的な人間の育成を行う橘学苑では、中1の1年間は週1時間の「自学の時間」がカリキュラムに組み込まれています。
「小学校を卒業したばかりでは、まだ勉強の習慣が身に付いていない子も多くいます。週の決まった時間に継続していくことで、自分で勉強できる姿勢を培っていけるのです」と中1担任の水落亮介先生。
自学の時間は、決まったプリントなどをするのではなく、自分の好きな勉強を行っていいことになっています。宿題、予習、復習など取り組む内容も自由。実は、この“自由度”が、自修力をつけるためのポイントでもあるのです。
「自分で課題を見つけられることがとても重要です。4月には勉強内容に戸惑っていた生徒たちも、夏休み明けの頃には、自学の時間が始まるまでに取り組む教材を机の上にしっかり準備するように。時間内に行う量も内容も、自分で配分できるようになりました」
生徒たちは半年も経たないうちに、自修力を自分のものにしているのです。

自学から身に付く個性尊重と課題発見能力

実際に教室に伺うと、英語や数学の練習問題を行っている生徒もいれば、美術の課題や地理の地図帳に集中する生徒も。みんな異なった内容に取り組んでいるのに、私語やふざけることは全くなく、黙々と取り組んでいます。
一人ひとり、自分が見つけた課題に集中でき、他の人が取り組んでいる環境を邪魔しないようにする。個性を伸ばすと共に、相手の個性を尊重することも、この自学の時間で学んでいることの一つなのです。
さらに、担任の先生など教室には必ず先生が1人いて、いつでも質問に答えてくれます。他の人の勉強を邪魔することなく、質問のある人は静かに手を挙げ、先生が来てくれるのを待ちます。静かに集中できる雰囲気だからこそ、先生の目も行き届き、ゆっくりと質問に答えてくれる時間もある。そんな環境での自学の時間は、生徒たちにも好評だそうです。

自分で勉強できる力を伸ばす様々な楽しい仕掛け

自学の時間だけでなく、自分から勉強に取り組める環境や機会は、他にもあります。図書室の自習スペース以外にも、中学生の教室のすぐ近くには「スタディルーム」があります。朝7時から空いているので、試験前でなくても早朝から自習している生徒がいるほどの人気スポットです。高校生が利用することもあり、いい刺激になっています。
夏期と冬期休暇中には、3泊4日で勉強を行う「錬成合宿」があります。高校生が対象ですが、中学生も希望者は参加ができ、今年の夏も中1からは4人が参加しました。合宿中は、課題も出されますが自修時間もあり、先生のアドバイスを受けながらも集中して勉強に取り組むことができます。
また、普段の学校生活でも職員室にすぐに質問に行けたり、授業中も積極的に質問できたりする雰囲気が、常にあるのです。
自分から勉強に取り組める機会が多くあるため、橘学苑の生徒たちは勉強はやらされるのではなく、自分から楽しんで取り組むものだと理解しています。このような自学自修の力をつけられることが、これから高校、大学と進学していくときにも、大きな財産となっていくでしょう。

中1・Sさんの声

「自学の時間は、家でできない勉強を選んで取り組んでいます。家にいると、テレビや遊びなど誘惑も多くて集中できませんが、自学の時間なら英語の文章問題や国語などもじっくり取り組めます。先生にもすぐ質問できるので、その場で“モヤモヤ”を解決してスッキリ!勉強する内容を自分で決められることが、とても楽しいです」

自分で決めた課題に、集中して取り組みます。先生は、いつでも優しく質問に答えてくれて安心!

橘学苑中学校
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