私学探検隊

「受けやすくなった」跡見学園。その入試の変更点は?

12月の説明会では受験の耳寄り情報が!

興味ある職業の詳細や、就職方法を調べる「職業調べ」を通して、将来について考える

いよいよ近づいてきた受験シーズン。今回は跡見学園中学校の来年度の入試について、入試広報の志村聡先生からお話を伺いました。
「まず、来年度の入学試験は2月の1・2・3日の3日間連続で行います」とのこと。また、これまで「跡見の入試は難易度が高い」といった意見が多かった試験問題に関しても、出題傾向を見直すそうです。「もちろん入試範囲や設問の傾向などは昨年までの内容を踏襲する予定なので、過去問題にも目を通してほしいのですが」と前置きした上で、「来年度の入試からは、どの教科も基礎力を見る試験問題が増える予定です」と志村先生。設問全体のボリュームも、これまでよりも少し小さくなる予定とのことなので、受験生にとっては受けやすくなるはず。併願校を探している受験生にとっても、候補として検討しやすいのではないでしょうか。
さらに志村先生から耳寄りな情報が。「12月に行われる学校説明会では、入学試験の出題のポイントをお伝えします」。跡見を受験しようと考えているのなら、この受験直前の学校説明会はぜひ参加したほうがいいですね。

卒業時の偏差値が高くなる理由は?

そして志村先生からは「出題傾向の変更以外にも、知ってもらいたいことがあるんです」というお話がありました。「跡見学園の大きな特徴が、生徒たちが学校生活を非常に楽しんでいることなんですね。跡見では進学クラスは設けずに、皆で受験勉強に取り組みます。といっても、早い時期から受験対策の授業を行うわけではなく、キャリア教育支援プログラムや、職業調べといったフィールドワークで自身の目標を明確にし、前向きに学ぶことを目指します」。また定期試験で点数が悪ければ補習が義務づけられていますが、クラブ活動に参加できなくなるため生徒たちも必死です。こうして高校1年まではクラブ活動にも力を入れ、その後は受験勉強に取り組んでいくそうです。「結果として、今年の卒業生も京都大学に入学するなど、進学実績もアップしています」とのこと。
また、食品開発や医療分野など、理科や数学の知識が求められる分野を志望する生徒も増加していることから、今後は理系のクラスも増やしていきたいそうです。「理系進学者は現在約2割ですが、3割程度に引き上げていければ」とのことでした。
「とにかく、入学時よりも卒業時の偏差値を高めることに自信があります」という志村先生。学校生活を思う存分楽しみながら、各自が将来の目標を持って学ぶ。130年を超える歴史を誇る跡見学園は、今まさに大きく変わろうとしています。

謡曲仕舞同好会やダンス部などクラブ活動も盛ん。「補習でクラブに参加できないなんて、絶対イヤ」と生徒は勉強に励む

跡見学園中学校高等学校
[学校HP]http://www.atomi.ac.jp/
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