充実の学習環境と進路指導で難関大学合格に導く
「自由学習館」を拠点とする「J・スクール」を開講
実践学園中学・高等学校では、充実した学習環境や講座、そして、手厚いフォロー体制により、模試の成績や進学実績を上昇させています。副校長の松本昭彦先生と高校副教頭の大木広行先生にお話を伺いました。
校舎に隣接する学びの館「自由学習館」は、自習室や多目的ホールなどで構成され、生徒の自習や放課後、長期休業中などの講習、講演会などに活用されています。また、この施設は、志望大学合格を目指す進学指導講座「J・スクール」の学習拠点にもなっています。
「J・スクールが開講されたのは、3年前。実践と自由の頭文字をかけて、この名前が誕生しました」(松本先生)中学では、主に長期休業中に「ジュニア・J・スクール」を実施。中学全学年で国語、数学、英語を中心に講座を開講します。
高校に進むと、志望大学合格に向けた進学指導「J・スクール」としてさらに指導を強化。「その内容は進学補習が中心ですが、日常の授業と連動していることが予備校とは異なる点です。授業で学んだ内容を復習しながら、大学入試に関連づけた演習問題に挑戦します」と松本先生は話します。月曜から金曜までは7・8限目と夏期・冬期・春期の長期休業期間に約1カ月間のJ・スクールが開講され、のべ10,000名以上が受講しています。
また、同校ではJ・スクールや自習などの学習をより効果的なものにするため、「10for1指導システム」を導入しています。「これは、模試を活用し、10人の教科担任が1人の生徒を指導するシステム。受けた模試を自己分析させ、教員も模試分析会議をその都度行い、教科担任の指導内容を担任が把握できるようにしています。その結果、模試の偏差値は3人に1人が55以上になるなど、成績下位層が減少。個々に成績が上昇するという効果も現れています」(松本先生)
教員がチームを組み、難関大学の入試問題を研究
同校では、高いレベルの進路指導を実現し、生徒の国公立・難関私大受験に組織的に応えるべく、「難関国公立・私大進学指導部」を編成しています。メンバーは30名。「東大国公立」、「難関私大」、「中堅私大」の3つのチームで構成されています。
「この受験指導の教員は、大学入試問題を分析・研究し、授業や受験指導をリードします。また、入試問題研究を定期的に冊子化して、必要な生徒に配布しています」と大木先生は話します。
研究内容は、高2・高1を対象に各学期で土曜日の午後、特別授業の勉強会として実施。「教員が入試問題を実際に解いてみせることにより、生徒の難関大の入試問題に対する抵抗感をなくす効果につながっています。また、難関大の入試問題への取り組みがより身近なものとなり、受験への意欲が高まっています」(大木先生)
教員は定期的に外部の研修にも参加。入試問題の変化を探るなど、常にアンテナを張り巡らせているようです。
実践学園中学校
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