バレエが勉強にもプラスに!校内でレッスンを受けることの効用
現役プリンシパルから直接指導を受けられる
校内にバレエスタジオを設置、人気バレエ団の現役プリマから直接指導を受けられる聖セシリア女子中学校。ほかに類を見ないこの特色が人気を集め、新聞などでも取り上げられるようになり、今では全国から問い合わせがあるそうです。そんなレッスンを受けてきた生徒さんからお話を伺いました。
古家茉実さん、清水結梨さん、高野暁月さんはともに高校3年生。ずっとセシリアでバレエのレッスンを続けてきました。入学前にもバレエを習った経験があり、セシリアでもぜひ続けたいと思ったという清水さん。また高野さんは中学受験を前に一旦バレエから離れたものの、セシリア入学を機に再び始めたそうです。指導を担当する井上バレエ団のプリンシパル、藤井直子さんによると「レッスン生は経験者が比較的多い」そうですが、経験者から見ても校内で現役プリンシパルから学べる環境は魅力的なのでしょう。2年おきに行われる発表会が思い出深いと語る3人。「学年に関係なく仲よくできたことが良かった」と古家さん。みんなで作品を作り上げることで、絆も強くなったそうです。レッスンに参加するのは希望した中学1年生から高校2年生までで、高校3年生になると受験勉強のために大半が「引退」するのだとか。彼女たちも、この春には難関大学への合格を決めています。
バレエのレッスンが勉強にもいい影響を
そうなんです。彼女たちはバレエに打ち込んできただけでなく、受験でもきちんと結果を出しているのです。「レッスンまでの空き時間を宿題や予習復習の時間に充てていました」と高野さん。高校から成績が上がったという古家さんも「バレエのある日のほうが勉強も効率的にできる」とのことで、メリハリのある毎日が勉強にもいい効果を与えたようです。また古家さんは学内の英語講座もプラスになったとのことでした。
バレエを習うことが勉強に与える影響とはどのようなものなのでしょうか。「バレエを習うことで集中力を養うことができます。レッスンでは覚えることが非常に多いので、その集中力が勉強にも生かされているのかもしれません」と藤井さん。
バレエ経験者に限らず、近年のセシリアの進学実績は非常に好調です。その背景には、英語で言うならセンター試験得点率80%以上をめざすカリキュラム、また自身の目標を明確にしたうえで進路を考えるキャリア教育などが功を奏しているのでしょう。卒業する生徒たちの学校への満足度が高いのも、こうした教育内容があるのだと実感しました。
聖セシリア女子中学校
[学校HP]http://www.cecilia.ac.jp/
〒242-0006 神奈川県大和市南林間3-10-1
☎ 046-274-7405
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