勉強もクラブも、心身ともに成長する「文武両道」計画的かつ独創的に自ら学ぶ「自学自習」毎日気持ち良く過ごす努力と自分磨きの「生活習慣の確立」
90周年記念事業の一環として建て替えられた校舎2棟(全6棟)が完成し、さらに教育環境が整った本郷中学校。その新しい校舎は、1000人規模の大講堂、約2万冊以上貯蔵の広い図書室、ラーニングコモンズ、多目的ホールなどを兼ね備えています。人工芝となったグラウンドやバスケ2面分の体育館、テニスコートなどこれまでもあった設備とあわせて、教育方針の1つでもある「文武両道」を更に充実させることができる環境となっています。
活気溢れる校内では、中高合わせて40近いクラブ(同好会含む)が活動中。都大会優勝や東日本大会ベスト8の経験もあるラグビー部や全国大会出場のボウリング部など強豪クラブも目立ちます。
◆硬式野球部
「こんにちは!」明るく気持ちのいい挨拶が印象的なのは、高校生の硬式野球部です。素直で明るい生徒が多い本郷の中でも、より一層際立つクラブへの熱心さが伺える硬式野球部は約35人が所属。中学の軟式野球部で一緒に汗を流した部員が、ほぼそのまま硬式野球を続けることが多いそうです。
日曜の試合を含め練習は週5日。それぞれの守備の練習やバッティングなどに加え、走り込みをしたり、練習後には毎回ミーティングを開いたり、チーム一丸となって取り組んでいます。話し合いも練習も自主的に行っており、高校生の頼もしさを感じさせます。2月に完成した新2号館にあるピッチング練習場は、これまで野球部の歴史を作ってきた先輩方のおかげと感謝しながら、さらに練習に熱が入る日々です。
◆歴史研究部
重厚感のある国語辞典や国史大辞典を前に、みんなで古文書解読に熱中しているのは、歴史研究部。一見みみずのような文字を、中高生一緒に協力しながら解読中。意味が分かってくると「そうか!」とお互いに笑みがこぼれ、楽しそうな謎解きです。
文献輪読や古文書解読など週3日の活動に加え、夏にはその年の調査テーマに合わせた現地にて2泊3日でフィールドワークを行います。「見て、触れて、感じる」をモットーに活動的な部員たち。
「中高一緒に活動していますが、体格や体力差が関係しない分、生徒たちは学年に関係なくお互いの得意な分野や良い点を引き出し合っています」
と、顧問の齋藤悦正先生。学校のある巣鴨周辺の歴史を学び、実際に歩いて調査することも多いそうです。
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クラブ活動は、中学生は週3日以内で午後6時完全下校、高校生は週5日以内で午後7時完全下校と決められ、勉強との両立がはかられています。
勉強もクラブ活動も一心に情熱を注ぎ、成長する本郷での6年間。生徒が夢や希望を見出す最適な環境が待っています。
硬式野球部にインタビュー
和気あいあいの仲間と共に礼儀を守り、勝利に向かう
顧問 小川均先生
「いつも和気あいあいとし、活気ある野球部です。今年新しい練習場も完成し、練習のバリエーションが広がったことで、生徒のやる気もさらに上がっています。生徒は毎日練習後にミーティングを行い、反省点や改善点を話し合って練習を進め、とても自主性のある部活です」
キャプテン 宇田川大輝くん(高3)
「中学では軟式野球部でしたが、高校生活で得るものを多くしたいと思いキャプテンになりました。勉強との両立は大変ですが、勉強も部活も『これだけはやる!』と決めたら、それを終えるまでは手を抜きません。部員はみんな個性的で、仲が良くて、練習後はいつもみんなで一緒に帰るほど。先輩たちが優しく厳しく教えてきてくれたことを、今後も引き継いでいきたいです」
歴史研究部にインタビュー
古文書からフィールドワークまで歴史の謎を紐解く面白さ
顧問 齋藤悦正先生
「今年は利根川下流の地域史に取り組んでいます。毎年全体で1つのテーマに取り組み、さらに関連した個人テーマを決めて現地調査も行います。歴史調査は、“過去の大人”と向き合うこと。現地では聞き取り調査など “今の大人”にも接し、外とのつながりも大事にしています」
中学部長 黒沼亮介くん(中3)
「織田信長など歴史が好きで入部しましたが、それ以上の楽しさがあることをさらに実感しています。最初は全く読めない古文書を徐々に読み解いていくのは謎解きのようで面白いです。年に1度の合宿では、スケールの大きさなど現地でないと分からないことを実感できます。小学生のみなさんも、受験勉強で覚える武将などだけではない歴史の奥深さを本郷祭などの行事に来てぜひ体験してください」
本郷中学校・高等学校
[学校HP]http://www.hongo.ed.jp
〒170‐0003 東京都豊島区駒込4‐11‐1
☎ 03‐3917‐1456
最寄駅/JR・都営三田線「巣鴨駅」徒歩3分。JR・メトロ南北線「駒込駅」徒歩7分。