私学探検隊

昭和のダンス部は、モダンダンス、ヒップホップ、チアなど、さまざまなジャンルを取り入れ、充実した活動をしています。

オンとオフを使い分け、学年の壁を乗り越えて何でも話せる仲間に

活動は週に5回。発表会前の土曜・日曜は練習時間を長めに取っている(写真はクラブ発表会)

中高合わせて約80人のダンス部でキャプテンを務めるAさん(5年)と副部長的な役割を担う、マネージャーのSさん(5年)は、今年、6年生の先輩からこの重要な役割を受け継ぎました。オンとオフを上手に使い分けてクラブ活動に取り組んでいるという二人は、後輩たちにとっても頼れる存在です。
「昭和の校風は、先輩後輩が姉妹のように仲よくするというもので、ダンス部も練習では厳しく、普段の生活では後輩の勉強も見てあげるなど、優しく接するようにしています」(Aさん)

都の私学の発表会に出場するほか校内でも文化祭や発表会に参加

都内の私立中高のダンス部が出場する創作ダンス発表会

生徒たちの心と技術を成長させる夏合宿

顧問の本間先生と馬場先生は、ともにモダンダンスを専門に勉強してきた経験がありますが、生徒たちにはジャンルにこだわらず、さまざまなダンスに挑戦させています。
「毎年6月に都内の私立中高を対象とした創作ダンス発表会があり、本校の人見記念講堂が会場になっています。発表するダンスは生徒たちがテーマを決め、創作活動に取り組んでいます」(本間先生)
この発表会には今年度、40人くらいの生徒が選抜で出場しますが、学校行事は全員が参加し、ダンスを披露しています。
「文化祭の発表は学年ごとに協力してひとつの作品を作り上げています。発表の場があることで達成感も得られるし、先輩後輩の縦の関係と同学年同士の横の関係がともに強くなっている気がします」(3年・Nさん、Iさん、Kさん)

挨拶や友人を思いやる心などダンス以外の面も部活から学ぶ

「姉妹のように仲よく」という校風の通り、全学年の先輩後輩がよい関係を築いている

「毎年夏休みには、学園が所有する千葉県館山市の寮で合宿も行っています。この合宿も生徒同士の絆を深める場となっていますね。OGもボランティアで一緒に宿泊して、指導してくれます」(馬場先生)
顧問の先生方は、クラブ活動から、挨拶や友人を思いやる心など、ダンスの技術以外の面も学んでほしいと考えているのだとか。真剣に活動に取り組むことで生徒たちそれぞれがダンスのスキルだけでなく、心も成長しているようです。

昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校 
[学校HP]http://jhs.swu.ac.jp/
〒154‐8533 東京都世田谷区太子堂1‐7‐57
☎ 03‐3411‐5115
最寄駅/東急世田谷線 田園都市線「三軒茶屋駅」徒歩7分。JRなど「渋谷駅」からバス「昭和女子大」。JRなど「目黒駅」、東急線「祐天寺駅」、小田急線・京王線「下北沢駅」からバス「三軒茶屋」。