年間約50の講演が1人ひとりの未来を切り開く
卒業生の講演を聞いて未来を身近に考える
晃華学園では大小合わせて、年間約50もの講演を行っています。ユニセフや専門家によるものから、保護者や卒業生によるものまで、内容はさまざま。テーマや話し手が多岐に渡ることで、必ず何かが生徒の心に響きます。
なかでも、卒業生の講演は同じ学び舎で過ごした先輩の言葉として、また、現在、社会に出て活躍している人の体験談としても、高い関心を持って耳を傾けます。大学の准教授となり文学研究に関わっている人、医師となり臨床や研究に奮闘している人、誕生学アドバイザーとして命の授業を行い命の大切さを伝える人など、それぞれの分野で輝いている先輩たちの姿と言葉は何よりも具体的な未来像として映っています。
先輩たちがどんなきっかけでその職業と出会い、自分の仕事として選択したのか、そのためにどんな進路を選び、学生生活をどうすごしたのかなど、実体験を自分の言葉で話してくれることで、より現実的に職業を感じることができ、卒業後の進路を単なる進学としてとらえるのではなく、未来へ続く道として考えるようになるのです。こうした卒業生のメッセージを綴った「La vie heureuse」(フランス語で幸せな人生)を発行し、生徒たちに配布しています。
視野を広げよりよい社会を構築できる女性へと導く
晃華学園のライフガイダンスには2つの目標があります。1つは「年齢、生活スタイル、仕事を超えた人生を通じて大切にしてほしい価値感を育むこと」、2つめは「自らに与えられた才能・能力(タレント)に気づき、それを社会の中で活かす方法を見つけること」。そのためには、学問だけでなく、心の教育も要になってきます。カトリック学校として、またマリアニストスクールとして日常的に行う心の教育は、他者の役に立つ生き方をしたいという高い志を育みます。また、女子教育の一環として行っている放送によるマナー講座も、どんな職業に就いても大切な、社会に出ていく女性のたしなみとして重視しています。
こうした晃華の教育方針の結果が、晃華の進路の大きな特徴でもある進学分野の幅広さにつながっています。大学進学者がほとんどですが、志望校や学部についても学力だけで判断するのではなく、将来の夢や未来につながる進路を選ぶ生徒が多いからです。
進路指導は進学のためだけの指導ではなく、未来を考えるためのアドバイス。生徒たちが自分自身を見つめる機会や、より広く自分の将来や職業を考えられる機会を設けることで、自分で自分の将来を考え、選び、実践する力を身に付けられます。それにより、未来はもっと広がり、尊いものになるはずです。多彩なフィールドで活躍する多くの卒業生が晃華の教育方針を物語っていると言えるでしょう。
晃華学園中学校高等学校
[学校HP]http://www.kokagakuen.ac.jp/
〒182-8550 東京都調布市佐須町5-28-1
☎ 042-482-8952
最寄駅/京王線「国領駅」から正門までスクールバス12分。京王線「つつじヶ丘駅」・京王線 相模原線「調布駅」からバス「晃華学園」徒歩5分。JR「三鷹駅」からバス「晃華学園東」徒歩5分。JRなど「吉祥寺駅」からバス「西原」徒歩10分ほか。