実践に強い、受験にも強い!開校以来の独自な英語教育が、確かな力に
1978年の開校以来、一貫して英語教育に力を注いできた秀明中学校。英国人の先生が9名在籍し、恵まれた環境のなかで、日々“生きた英語”を学んでいます。独自の多彩なカリキュラムによって、実践にも強く、受験にも強い英語力を鍛えています。
日本人と英国人の先生の強力タッグで「読む・書く・聞く・話す」4技能を鍛え上げる
英国人の先生9名は、全員が「TESOL」の資格保持者
TESOLとは「英語を母国語としない人々に英語を教える」イギリスの特別資格のこと。秀明の英国人の先生9名は全員がその資格をもっています。しかも、全員が“専任”なので学校に常駐。イギリス英語研修前には一緒にランチを食べたり、ホームルームにも参加したりと、生徒にとってはつねに身近な存在です。イギリスと日本の両国で教師経験をもつ経験豊かな先生方から、日々生きた英語を学ぶ理想的な環境が整っています。
先生2人が強力タッグ!独自の“チームティーチング”
英国人の先生は、週6時間の英語のうち2時間を担当。「聞く・話す」力を強化します。また、2時間は日本人の先生が読解や文法、語彙(ごい)力など「読む・書く」力を補強。そして、残りの2時間は英国人と日本人の先生が2人1組になって秀明独自のチームティーチングを行います。おもに英国人の先生が教え、日本人の先生が一人ひとりの生徒をフォローアップ。毎回、授業内容を綿密に打ち合わせし、息の合ったチームで活気のある授業が行われます。
秀明では、昨今の学校教育で尊重されているといわれる“コミュニケーション授業”にかたよることなく、「しっかり読めて、しっかり書ける」英語指導も実践。こうして、「読む・書く・聞く・話す」の4技能をまんべんなく鍛え上げていくのです。
夜間学習は、進路に合わせた“オーダーメイド”
秀明では夕食後、全員が寮から学校へ“登校”する「夜間学習」があります。40分3コマの授業で昼間と同じ先生が教えます。徹底した問題演習と授業で学んだことをスモールステップで確認するチェックテストにより基礎学力を定着させます。そのフォローは放課後の個別指導で行い、確実に学力をつけていきます。
英語の夜間学習では、その日の授業で習った内容についてドリルで理解度を確認。発展学習のクラスでは、中1が高校入試の問題に、中3が大学入試問題に挑戦することもあります。また、英会話が苦手な生徒には英国人の先生が個別指導を行うなど、将来の進路に合わせて、まさに一人ひとりにオーダーメイドの学習環境が用意されています。
合格率100%!全校で取り組む英語検定
また、秀明では英語力のレベルを計るため、中学生全員が英検にチャレンジします。2013年度は、中1が5級、中2が4級、中3が3級に受験し、すべての生徒が合格しました。
英検の本番に向けては、問題演習を行いながら、ホームルームでも単語テストで補強。放課後には全学年でリスニング対策講座が開かれ、1次試験の合格者には2次試験対策講座も行われます。英検の面接官の資格をもつ英語科の先生が、本番形式で面接の練習を担当するのも大きな強みです。
試験直前には英語の先生だけでなく、担任の先生をはじめ、ほかの教科の先生方も英語の質問を投げかけるなど学校全体で取り組む姿勢になるため、生徒たちのモチベーションは一段と高まります。また、一度目の試験で合格できなかった生徒には、放課後に特訓講座が毎日短時間、設けられます。「長い時間はとれないので毎日コツコツ続けました。継続は力なりです」と英語科主任の森雅彦先生。2次試験(面接)対策にも、英国人の先生も全面協力。全員が努力した結果、一人残らず合格通知を手にすることができました。高校卒業までに英検2級を目指します。
校内センター試験と英語スピーチコンテスト
さらに、毎年1月、大学センター試験の当日には、実際の問題を解く「校内センター試験」が行われます。チャレンジするのは中3以上全員。なかには中1や中2(希望制)で挑戦する生徒もいるそうで、中高一貫ならではの大学受験への意識の高さがうかがえます。「中学生でも200点満点中150点を超える生徒もいます。中1から挑戦して良い成績を残している生徒もいますよ」と森先生。
また、秀明英語スピーチコンテストは年に3回行われ、中1から高2までオーデションに勝ち抜いた生徒が出場し、系列校の生徒と学年ごとに競います。
優勝した生徒は外部の英語コンテストにも参加し、優秀な成績を収めています。
9名の英国人の先生が常駐
国際社会で活躍する人材に!(英国人の先生からメッセージ)
「秀明の学習システムでは、英語の知識を“実践的に使う”機会に恵まれています。毎日の英語学習を通して英国人教員とふれ合い、また、イギリス英語研修ではイギリスの生活を実体験できます。ですから、秀明の生徒はほかの学校の生徒に比べ、英語を話すことに自信をもつことができるのです。国際的視野を養い、将来、十分に国際社会で活躍する人材になることを確信しています」
中2は2週間、高1は4週間のイギリス研修へ。全員参加で、「生きた英語」を学ぶ!
大学のカレッジで寮生活。系列校だから安心で安全
中2の夏休みが終わると、いよいよ待ち望んでいた全員参加のイギリス英語研修に出発です。留学先はケント州にある秀明学園が運営する「CCC秀明カンタベリー大学」と、付属の英語研修施設「キングスゲートカレッジ」。系列大学の施設なので、初めての海外でも安心の環境で学ぶことができます。1週間はカレッジで寮生活、残りの1週間はイギリス人家庭にホームステイし、伝統的な英国の文化やマナーに触れます。
初日にはクラス分けテストを実施し、実力に応じて10人前後の少人数クラスに分かれます。ここでもTESOLの資格をもった英国人の先生が入れ替わりながら、イギリスで使う英語表記や文法の復習を実践的に指導。1コマ90分、1日3コマと充実したカリキュラムが展開されます。
午前中の授業を終えると、午後はスポーツやアートなど異文化理解のカリキュラムに参加します。英語を使ってスポーツをしたり、街に出たりと実践の場へ。
スポーツは現地の先生たちも参加して、楽しみながら用語を覚えていきます。そして、街ではお店に行って、自分たちの力だけで「どんな買い物をしましたか」「この街の見所は何ですか」「どの季節がおすすめですか」など、現地の人へのインタビューを試みます。学んだ英語を実際に使って相手に通じる喜びを体感し、自然に日常生活で使う語彙(ごい)を身につけます。現地の人との交流に、「授業で学んだ英語がイギリスで通じてうれしい」と、興奮気味の生徒たち。
「秀明に入学して1年経ち、英語学習の成果を現地で実際に試してみる絶好の機会。手ごたえを感じ、帰国したあとも、さらなる英語学習の意欲が続きます」(森先生)
ホームステイでは伝統的なイギリスの文化やマナーにふれる
ホームステイ先は地元イギリスの一般家庭。信頼のおけるホストファミリーばかりです。中2生は基本、ペアで滞在します。同世代の異性がいないか、生徒一人に対して部屋と机があるか、また、アレルギーや持病、ペットの有無なども考慮し、さらに家族に犯罪歴がないかなども慎重に調べたうえで、安心してお任せしています。
「おいしい料理をたくさん作ってくれました。日本の食事との違いがわかって楽しかった」「夕食後のリビングで、スポーツや歌手、文化の違いなどが話せたのが楽しかった」「日曜はバスに乗って、ホームステイ先の家族と出かけたのが楽しかった」と生徒も家族の一員として迎えられ、たくさんの思い出を刻みます。日本に帰国したあとも、ホストファミリーと手紙のやり取りが続いたり、卒業後に再び訪ねたりと、第二の故郷と感じる生徒も数多くいるそうです。
「イギリスの生活を肌で感じることは貴重な経験。生活のなかで英語力の向上は、はっきりと表れます。帰国時には自然と英語が出てきて、『あ、先生は日本人だった』と本人も驚いたり。生き生きと輝く生徒の顔を見るのが楽しみです」(森先生)
中2のほとんどの生徒にとっては初の海外旅行となるため、放課後や夜間学習の時間にしっかりと事前学習が行われます。初めての海外渡航者向けの心構えの本を配布したり、持ち物や安全面でのレクチャー、ホームステイ先でのコミュニケーションの取り方など、健康面や心構えのサポートもしっかりと行われます。
「今度はもっと話したい」悔しさをバネに2回目へ
そんな初めてのイギリス英語研修にしっかりと手ごたえを感じながらも、中2の秋の段階の英語力ではまだまだ自分の思いを伝えるには歯がゆいレベル。言いたいことの半分も伝えられず、「もっと英語力をつけて、自由に会話したい!」とほとんどの中2生が悔しさを覚えて帰国するといいます。
そして、2年後の高1の春、もう一度同じ場所での研修で、前回より強い手ごたえを感じることに。「前回に比べて会話の量が確実に増えました」「生きた英語を肌で感じ、確実に英語の力がついたと思う」と2回目だからこそ得た成果を実感します。また、「ホストファミリーが覚えてくれていた」と、一度訪れている場所なので、スムーズに環境に適応できるのもメリットです。
「高校生になると言語と文化も結びつけて考えられるので、中学生の時の研修とは違う体験になります。10代のこの時期に、英語発祥の地イギリスで英語を学ぶことには大きな意味がある。何ものにも代えがたい貴重な経験です」(森先生)
秀明中学校
[学校HP]http://www.shumei.ac.jp
〒350-1175 埼玉県川越市笠幡4792
☎ 049-232-6611
最寄駅/JR川越線「笠幡駅」徒歩5分。JR川越線・東武東上線「川越駅」からバス「かすみ野入口」徒歩2分。