私学探検隊

実体験で“本物”を学ぶ!充実した理科教育

創立から150年の歴史を持つ明治学院中。武蔵野の緑豊かなキャンパスを入ると、笑顔あふれる生徒たちの楽しそうな雰囲気に歓迎されます。校舎に一歩足を踏み入れると出迎えてくれるのは、国の天然記念物トキの剥製。滅多に目にできないトキを、日頃からこうして身近に感じられる好機に、理科教育のレベルの高さを感じさせます。
数少ない共学のミッション校として長い歴史をもち、国際理解教育やキャリア教育にも定評のある明治学院中。実は、理科教育にも力を入れています。

本物がいつも身近に校内に6つの実験室!

顕微鏡は一人一台使えるように完備。

顕微鏡は一人一台使えるように完備。実験室には、ヤシガニやカブトガニなど貴重な剥製も多数置いてある

校内には、実験教室がなんと6室という充実ぶり。それぞれの専門分野ごとに中学には2室、高校には4室。どの教室も放課後や長期休暇に自習室として自由に使うこともできます。
さらに四季の移り変わりが身近に感じられる自然いっぱいのキャンパス内は、理科を実体験で学べる絶好の場所。中学の新入生に人気なのは、春の七草を探す授業。ほかにも松、ツツジ、桜、苔など教科書に出てくる植物のほとんどは校内で採取し、実習に使っています。
「実物に多く触れることがとても大事です。実験によっては、中学よりさらに進んだ高校や大学レベルまで取り組むこともありますが、そうすることで生徒の知的好奇心も高まります。また、高校で同様の内容が出てきたときに、すでに基礎知識があることですんなりと理解できるようになっています」
と、理科担当の安達薫先生。
ブロッコリーを使ってDNAの抽出実験なども行われるそうです。週に1度は実験があるくらい理科の授業では実体験を大事にして行われており、生徒たちも生き生きとした表情で取り組む、男女問わず人気の授業です。

動物園や海岸に足を運んでフィールドワーク

研究場所は、校内だけに留まりません。中2では多摩動物公園、中3では三浦半島の先、城ヶ島へ日帰りでフィールドワークに出かけます。
これまで何度も動物園に行ったことがあっても、実際に飼育員の方にお話を聞いたり、草食動物と肉食動物の体の違いなどを目の前で比べながら体系的に学んだりするのは、実習ならではのこと。中3の城ヶ島でも、不整合という特徴ある地形、地層を実際に見て学びます。
こうしたフィールドワークや実験の内容は、レポートにまとめます。そして、中3の最後にはそれぞれ選んだテーマで理科の卒業研究・発表も行われます。

多摩動物公園 城ヶ島
多摩動物公園(中2)、城ヶ島(中3)へのフィールドワークで、本物を間近に体感!

知的好奇心を高める4年間選択でさらに深める2年間

理系・文系のコースは高2から別れますが、理系クラスの3分の1は女子ということからもそれまでの理科への興味関心が影響していることが分かります。昨年は、理系選択47名のうち国公立大5名、東京理科大10名の現役合格者を出すなど素晴らしい実績を残しています。
中高合同で活動している自然科学部も化学クラブ研究発表会で先端科学賞を受賞。
入ったらきっと理科が好きになる、そんな楽しい授業を体験してみませんか?

明治学院中学校
[学校HP]http://www.meijigakuin-higashi.ed.jp/
〒189-0024 東京都東村山市富士見町1-12-3
☎ 042-391-2142
最寄駅/西武拝島線 国分寺線「小川駅」徒歩8分。JR武蔵野線「新小平駅」徒歩25分。(自転車通学可)