私学ならではの珍しいクラブ図鑑-関東学院中学校-陸上競技部
50年以上の歴史を持つ陸上競技部では、OB・OGが現役生を応援しています。その思いは着実に受け継がれ、陸上強豪校へと歩み始めています
スタートはほとんどが陸上競技未経験者

入部時はほとんどの子が陸上未経験者。中学生は高校生にあこがれ成長していく
現在、陸上部には、中学生30名、高校生20名が在籍しています。数ある運動部の中で、中学生と高校生が一緒に活動している部活では、最も活気のある部活といえるでしょう。ただそれは、部員の多さだけを言っているのではありません。同部では、これまでも数々の好成績を残してきましたが、特にここ数年の成長はめざましく(下の表を参照)、個人種目をはじめ、部全体としてのがんばりも実績に残しています。
そのため、競技経験者の入部が多いのかと思いきや、ほとんどが未経験者と聞いて驚きました。「中学受験を経て入学した一年生は、みんな運動から離れていた子どもばかり。はじめは、鬼ごっこなどをして、『体を動かすことは楽しい』と感じてもらうことからスタートします」と顧問の藤巻理奈先生。その後、本人の希望や適性を見極めながら、短距離走と長距離走にチーム分けをしていくそうです。
一人ひとりの目標に向けた頑張りを評価

個人種目が主体の陸上競技だが、部としての連帯感も強い。一人ひとりのがんばりが、部の成長につながる
陸上競技は個人種目が主体です。そのため、個々の目標はそれぞれ違い、県大会入賞を目指す子もいれば、地区大会入賞を目指す子もいます。けれども、「目標に向かって努力をする」という点は、誰にでも共通しています。そして、同じ志を持つ仲間として、声を掛け合いながら成長しています。「中学生は憧れの高校生に学び、高校生は後輩たちにどのように伝えたらよいかを考える。こうして互いに成長できるのが、中高一貫校の部活の魅力ともいえるでしょう」と藤巻先生。高校受験がないため、中3で半年間休まずにそのまま続けられるのも、大きな武器になっているようです。
また、藤巻先生は、中学、高校の6年間で、陸上の技術を向上させるだけではなく、人として大切なことを教えていきたいと話しています。「たとえば、あいさつをする。練習を休まないなど、大人になっても必要なことはきちんと身に付けさせています」
50年以上の伝統部は縦のつながりが固い
共に汗を流し、共に涙を流す6年間の部活動。その結束力は卒業後も続きます。創部50年以上もの歴史を持つ陸上部では、OB・OG生によって発足された「陸友会」の活動も盛んです。上は70代の卒業生から現役生まで、年に一度みんなで集まり交流を深めています。全国大会に出場した際には、遠く岩手県まで応援に駆けつけてくれたOBもいたそうです。
■陸上競技部の主な実績
【2012年】
中学 ★横浜市総体 男子200m 3位
★県選手権大会 男子200m 4位
高校 ★400mリレー 3位
横浜地区学校対抗新人大会
男子100m・200m 優勝
★県新人大会 男子100m・200m 入賞
【2011年】
高校 ★横浜地区学校対抗新人大会
男子総合優勝
【2010年・2011年】
高校 ★全国高校総体
女子400m連続出場
●INFORMATION●
■ミニ学校説明会 ※各回10:00~11:30
① 5/15(水) ② 6/14(金) ③10/ 4(金)
④10/ 9(水) ⑤11/13(水) ⑥11/22(金)
■学校説明会
① 6/22(土) 関東学院の学校生活
② 7/27(土) 関東学院の男子、女子
③ 9/14(土) 関東学院の教科教育
④10/14(祝) 関東学院の進路進学指導
⑤ 1/13(祝) はじめての方へ
■入試説明会
12/7(土) 6年生対象勉強会同時開催
関東学院中学校
[学校HP]http://www.kantogakuin.ed.jp/
〒232‐0002 神奈川県横浜市南区三春台4
☎045‐231‐1001
最寄駅/京急本線「黄金町駅」徒歩5分。市営地下鉄BL「阪東橋駅」徒歩8分。