感謝の気持ちを踊りにのせて、最優秀賞を受賞!
フラガールズ甲子園で初の日本一に輝く
今年の8月21日、福島県いわき市にて開催された「文部科学大臣杯 2022年全国高等学校フラ競技大会/フラガールズ甲子園第10回記念大会」にて、関東学院高等学校のダンス部が「最優秀賞・総合第1位 文部科学大臣賞 初代フラガール 小野恵美子賞」に輝きました。3年ぶりとなった今大会には、11都道府県から22校が参加。日本のフラ発祥の地といわれる福島県勢など強豪校がひしめく中、みごと初優勝を成し遂げました。
創部から7年目のダンス部ですが、1年目で新人賞受賞、前大会では3位と好成績を収めています。「生徒たちには大会前も『勝ちにいく』とは言いません。フラは心で踊るものですから受賞が目的になると、自分たちらしく踊りを楽しむことができなくなります」と顧問の石井奈津希先生。部長のA.N.さん(高2)は、「発表された瞬間は実感がわきませんでした。コロナ禍で踊りたくても踊れなかった先輩の思い、周りへの感謝の気持ちを踊りに込めることができてよかったです」と、受賞の感想を話します。
練習は基本週3回ですが、大会前の夏休みはほぼ毎日練習に励んだ部員たち。「ひと夏一緒に過ごしたことで、より踊りに一体感が出ました。私が『もう終わろう』と声をかけても『先生もう少し』と、終了時間が伸びていって。今回の結果は、もっとうまくなりたい、踊りたい、という皆の情熱が実を結んだと思っています」(石井先生)。
フラを通じて得た力と心を これからも生かして欲しい
現在、中学生10名、高校生13名の23名が練習に励むダンス部では、クラブに入って初めてフラに触れたという部員がほとんどです。ですが、石井先生をはじめ、先輩やOGの丁寧な指導のおかげで、高校に入るときには、全員が大会に出場できるほどの実力に成長しています。
「フラを通してチャレンジすることの楽しさを知り、自信をつけ、可能性を広げていって欲しいです。また、何事も当たり前だと思わず、一つひとつを大切にして欲しいですね」と石井先生。
クラブ活動や多様な学びから、自分の好きを見つけ、仲間と情熱を傾ける。関東学院中学校で育まれる、あたたかでしなやかな心は、卒業後も大きな糧となることでしょう。
“ゴールデンハワイアンズ”にインタビュー
学校最寄り駅の黄金町にちなみ、“ゴールデンハワイアンズ”のチーム名をもつダンス部。一部の高校生メンバーにお話を聞きました。
①入部のきっかけ ②フラの難しさ・楽しさ ③ダンス部の魅力
①ヒップホップダンスをやっていましたが、違うジャンルにも挑戦してみようと思って ②指先まで意識することが難しかったです(T.A./高2)
②なめらかな動きをマスターするのが大変でした ③皆で楽しく踊れるところです(N.R./高2)
①フラが好きという思いが高まり、高2からダンス部に。入部から大会まで約5ヵ月でしたが、3歳からのフラ経験をいかし皆と同じ舞台に立つことができました(F.S./高2)
②フラは見ていて元気を貰えるし、笑顔になれます ③先輩後輩の仲がいいところです(O.A./高2)
①踊りが好きだったので、父に相談したりして、中2から入部しました ③皆楽しみながら、軽やかな心で練習しています(T.Y./高1)
①アットホームで、経験がない私でもうまくなれそうと思って ②優勝によるプレッシャーはありますが、心から踊りを楽しめることです(N.A./高1)
①友達に誘われたことと、経験のあるバレエとも共通点があると感じたので ②踊りや歌詞などから、ハワイの文化に触れることができます(S.R./高1)
①2つ上の姉がこのダンス部の部長だったので ②自分のスタイルで表現できること ③初心者でも、仲間と高め合いながら踊りを楽しむことができます。ぜひ練習を見に来てください(A.N./高2)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
関東学院中学校
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