生徒が主役で運営!3年ぶりに3学年の揃った体育大会
東京都杉並区という穏やかでアクセスの良い立地にありながらも、広大な敷地に充実した施設が整う日本大学第二中学校・高等学校(以下、日大二中)。今秋、3年ぶりの中学校体育大会が開かれました。実行委員長を務めた中3S・Mさんと副委員長を務めた中3Y・Gくんに話を聞きました。
伝統を守りながら新しい試みにも挑戦
日大二中の体育大会は中高別で行われますが、運営の主役は生徒たち。中3各クラス2人ずつの実行委員が運営し、紅白2人ずつの応援団長が応援します。それぞれが中心となって進めていきます。過去2年間学年別開催だったことで、“自分たちで運営する”ということを中1から経験してきた中3。3学年が一つにまとまるようにと「二中魂」をスローガンに掲げました。そして新しい試みも多く取り入れました。
「これまではA~C、D~F組と学年を前後で紅白に分けてきましたが、今回は紅白をクラス代表によるくじ引きにして、その様子も動画配信しました」(Y・Gくん)。視聴していた各クラスではその結果に湧き上がり、意欲が高まったと言います。さらにクラスの気持ちを一つにするために「クラスごとに大きなプレートをデザインして、一人一言書き加えてもらい、体育大会中はクラスの席に置きました」(S・Mさん)。
他にも競技のルールを決めたり、クラス内で競技の順番や戦略をまとめたりと、約1カ月間実行委員が縁の下の力持ちとなって進めました。
そして秋晴れの日、無事に体育大会は開催。
「こうして先輩後輩と一緒にできる喜びを実感してください。勝ち負けより自分の無限大の可能性にチャレンジしてください」という寺西一清中学校長先生の言葉で始まりました。
「3学年がクラスごとに同じ色のゼッケンを着て入場してくる様子は、色の洪水のようだった」と本部にいた二人はやっと開催できた感動の瞬間を思い出します。応援合戦では紅白一緒になって音楽に合わせて手拍子やダンスをし会場全体が一つになりました。最後に、伝統である「二中囃子」を全員できれいな円を描いて踊りあげ、幕を閉じました。
一生ものの人間関係と経験ができる6年間
こうした行事の多くは、生徒たちが中心になって企画・運営をし、先生たちはそのサポート役に回ります。
「日大二中には楽しい先生が多く、先生と生徒の距離が近いです。コロナ禍でもクラスや班で協力する行事を大事にしてくれたので、いい友情関係を築いてこられました」と、Y・Gくん。
「先生たちはいつも生徒のことを一番に思ってくれて、やりたいことを尊重してくれます。だから学校のルールの中でも自由に楽しめていると思います」とS・Mさん。
体育大会をサポートしてきた根岸克之先生は話します。
「先輩たちの体育大会運営を見てこられなかった中3ですが、いい意味でこれまでの伝統に加えて新しい多くの試みに挑戦してくれました。3学年を上手に巻き込み、当日もみんなが一体となり素晴らしい体育大会でした」
日々の生活や部活、行事などを通し、先生と生徒、生徒同士、それぞれの厚い信頼関係が築ける日大二中の3年間。そうした仲間がいるからこそ失敗を恐れず挑戦し、協力していける日々が、生徒たちを大きく成長させてくれるでしょう。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日本大学第二中学校
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