伝統と人間力を高める教育にさらに新たな取り組みで新時代のリーダーを育成
創立当時から受け継ぐ 時代の求めに応じたリーダーの育成
成城中学校は1885年に「文武講習館」として創立。2023年で138年になる伝統ある男子進学校です。
当初の校名にあるように、文武両道の教育方針が今日まで受け継がれ、校章「三光星」が象徴する「知・仁・勇」を備えた男子の育成を目標としています。
コロナ禍においてはオンライン授業を実施しましたが、同校は教員と生徒のリアルなやりとりで学ぶ対面授業にこそ教育の本質があると再確認しました。今年度はいつでもオンライン授業にできる環境を整えつつも、対面授業を続けています。並行してICTの整備をすすめ、生徒一人ひとりにタブレットが用意されています。
中高完全一貫化にともなった独自の授業を展開
中高完全一貫化により、高校の学習の中学での先取りがよりスムーズにできるようになりました。その1つに中学1年時の独自授業「数学統計」があります。小学校での「プログラミング教育」と高校の科目「情報Ⅱ」をつなぐものとして設定されています。基礎的なタイピングの練習から始まり、アルゴリズムやデータ処理の考え方も含めたプログラミングの学習も行います。これからのビッグデータ時代に対応する能力の育成を行います。
「文武両道」による人間力育成を目指す
同校では「特進コース」などのレベル別のコース分けは行っておらず、進路希望に合わせたコースが敷かれています。これは、「男子の実力は教科の学力だけでは測りきれない」ということと、建学の精神「文武両道」を、みな等しく実践してほしいという願いからです。90年以上続く「臨海学校」では、高2の補助員がリーダーシップを発揮して中1の面倒をみる場面があり、高2生は中1生にとっての良きロールモデルとなり、中1生はその姿に憧れます。このような縦の関係はクラブや学校全体の行事において効果を発揮します。勉強だけではなく、行事・クラブも大事にして、文武両道で人間力を育んでいる同校です。
コロナ禍でもリアルなグローバル教育を実施
コロナ禍により、海外に行く研修の実施が難しい中、グローバル教育「エンパワーメント・プログラム」は今年度も行うことができました。夏期休業中に、イギリスやニュージーランドといった英語圏の方に加えて、東南アジアや西アジア、アフリカからの留学生を招きました。このプログラムでは議論・企画・発表をすべて英語で行い、様々なテーマについて話し合います。また、今年度は一時中止をしていたオーストラリア、台湾の各グローバルリーダー研修を再開します。さらにはニュージーランド・ターム留学もスタートしました。これらの研修は、単に語学の習得だけでなく、自己実現・自己確立を促すことを目的にしています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
成城中学校
[学校HP]https://www.seijogakko.ed.jp/
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