西馬込の地で、仲間とともに、社会のために、自分の力を発揮する人を育てる
「行学二道」の精神のもと、知識や経験(学)を、行動で示すこと(行)のできる人間の育成を掲げる同校。これからの時代に求められる、学力に裏打ちされた高いコミュニケーション力と豊かな人間性を育む取り組みを実践しています。
校長大場一人先生
「withコロナ」時代の新しい立正の教育
本校では、「with コロナ」時代の教育を見据えてICT機器の導入、活用を進めています。その一つが授業のアーカイブ化です。これまでの授業を振り返ることができるよう、昨年度から数学を中心に進めており、23年度は英語、国語でも展開していく予定です。
アーカイブ動画は、普段の授業を撮影したものではなく、授業とは別に内容をコンパクトにしたものを配信しています。最近では、定期テスト対策として活用している生徒もいるようです。まずは学びの主食とも言うべき授業での学びを強化していくことが重要と考えています。
中学生で取り組む『R-プログラム』
本校には『R-プログラム』という3つの“R”の力(Research・Read・Report)を養う独自の取り組みがあります。朝のホームルームなどでコラム記事を読んで要約し、自分の意見を発表するという「読む・書く・伝える」活動で、中学1年生から毎朝繰り返し行います。本校が西馬込の地に移転してから取り組んでおり、2023年度で11年目を迎えます。 『R-プログラム』の根底にあるのは、人前で話す力を身に付けること、要約する力を身に付けることの2つです。これらは近年の大学入試で求められる力とマッチしています。『R-プログラム』の取り組みをベースとして、近年は探究活動にも発展しています。
新たに取り組むキャリア探究「職業理解」
2022年度から中学2年生を対象に「職業理解」という探究活動を始めました。この活動のねらいは、仕事は様々な方々で成り立っていることを知り、中学3年生時の職場体験を迎えることができるようにするためです。例えば、生徒にとってスーパーなどの小売業の仕事はイメージしやすいと思いますが、付随する卸業や運輸業などの仕事はイメージしづらいものです。それらを深掘りして探究し、最終的には、地域の商店街のお店の活性化の検討などを行っています。
高校では、これらの取り組みをさらに進化させ、問題発見力を身に付けられるような探究活動を行います。例えば高校1年生では、地域にとって不便、不足しているものを見つけ、それらについてグループディスカッションやグループ発表を行います。そして高校2年生では、個人での取り組み、発表に進化させていきます。 中学生から取り組む『R-プログラム』をベースに、高校生でのグループ発表、そして個人発表に発展していく6年間の学びを通し、社会で必要な力を身に付けた生徒を育てたいと考えています。
授業時の発表など、『R-プログラム』で養った力を発揮する機会が多い。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
立正大学付属立正中学校
[学校HP]https://www.rissho-hs.ac.jp/
〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1 Tel.03-6303-7683
最寄駅/ 都営浅草線「西馬込駅」徒歩5分。JR・東急池上線・都営浅草線「五反田駅」、JR「川崎駅」から バス「立正大学付属立正中高前」徒歩2分ほか。スクールバス:JRなど「大崎駅」から20分。