伝統を継承し続ける、学校を代表するクラブ ハンドベル部が美しい音と癒しを届ける
様々な学校行事はもちろん
学外でも演奏奉仕活動を行う
1977年、東洋英和女学院中学部・高等部でハンドベルの活動がスタートしました。最初は高等部の音楽選択者の授業からだったそうです。1980年にクラブ活動が開始され、現在では礼拝や楓祭(文化祭)、クリスマス音楽会、学校説明会など、様々な学校行事で演奏する、東洋英和を代表するクラブになりました。
2023年度の部長を務めるのは高校2年生のA.Y.さん。中学1年生からハンドベルを続けています。「私が東洋英和に入学したきっかけのひとつがハンドベル部の演奏でした。学校説明会での演奏を聞いて自分もやってみたいと憧れていました」。A.Y.さんは小学生時代にハンドベルをやっていたこともあり、入学後は迷わずハンドベル部に入部したそうです。「実際にはハンドベルを触ったこともないという生徒も多く、楽譜が読めない、音楽をやったことがないという人もたくさん入部してきます」とA.Y.さん。それでもあの美しい音色に心を掴まれて、自分もやってみたいと多くの生徒が入部します。
ハンドベル部の活動は日々の部活動を経て、学校行事での発表や礼拝など東洋英和女学院ならではの機会での演奏があります。学外でも教会や福祉施設などでの演奏奉仕も行っているそうです。2020年にダイヤモンド・プリンセス号にて多数の新型コロナウィルス感染者が出たときには、乗客の方々に少しでも安らぎを感じてもらえたらと、ハンドベルの演奏動画を作成し、船内で流してもらったこともありました。また、東日本大震災の際にも福島の保育園で演奏を行い交流がスタート。コロナ禍になってからも演奏動画を送り続けています。
全員でひとつの曲を作り出す
心に届く音楽を演奏し自分も成長
「ハンドベルは一人ひとりが音を担当する楽器。1人欠けても練習が成り立たない、ほかの楽器とは違った特徴があります。この個性が集まって紡ぐ音の温かさや優しさ、みんなで1つの曲を作るところが魅力です」とA.Y.さんは話します。
40年以上続くハンドベル部は60~70人規模のクラブ。4つのグループに分かれ、それぞれリーダーとなる生徒が中心となり、学年の垣根を越えて音楽を作り上げています。A.Y.さんは「生徒主体で音楽を作り、いろいろな方の心に届いて癒しになったり、励みになったりして、それが自分たちの成長にも繋がっていると思います」と話します。
演奏技術だけでなく心も育んでいくハンドベルの演奏。新学期を迎え、A.Y.さんと新しいハンドベル部の部員たちが伝統を継承し、また美しい音色を奏でていくでしょう。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東洋英和女学院中学部
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