広大なキャンパスの中で思い切り練習できる環境。さらに、各楽器の専門家もコーチとして指導に来校。3年ぶりの合宿も実施されることにも注目!
創部40年の歴史と伝統
「誠実」「勤勉」「友愛」を理念とする共立女子第二は、自然に囲まれた広大なキャンパスも魅力です。春休みのある日、創部40年という吹奏楽部を訪ねました。
「本校の吹奏楽部の特徴の一つは、広いキャンパスの中、思い切り練習できることです。中でもふだんの練習で講堂を使えるのは珍しいことだと思います」と言うのは、吹奏楽部の顧問歴26年目という入試広報部の戸口義也先生。
この日は7号館をほぼ独占し、パート練習、個人レッスン、アンサンブルと、練習に励んでいました。ちなみに春休みはほぼ毎日活動があり、3月下旬には3年ぶりの合宿が行われたとのこと。
「春休みは、4月1日の調布のチャリティコンサートと4月2日のジュニア打楽器アンサンブルコンクールに向けて練習しました。また、新入生歓迎会や6月には定期演奏会も控えています」(戸口先生)
部員は40名で活動は週4日。さらに、外部からコーチとしてプロの演奏家や音大生などが来校し、指導しています。
「コーチの方は各パートに1名ずつ、現在12名います。コーチからは一つの楽器について、その演奏テクニックからメンテナンスまで学びます」(戸口先生)
この日はホルンのコーチが来校し、個人レッスンをしていました。一方、地域とのつながりが強いのも特徴です。
「コロナ禍前は、高速道路のIC開通式や病院や地域のお祭りなどで演奏したこともありました。今度のチャリティコンサートも本校の教員のつながりから参加させていただきます」(戸口先生)
仲間と紡ぐ演奏と絆
部員のみなさんにお話を伺いました。中学生に入部理由を聞くと、「家族が吹奏楽部だったから」という声が多かったのですが、中には「サックスに憧れていたから」という生徒も。さらに、入部して身についたことは「コミュニケーション力」や「協調性」との返答。また、「みんなで力を合わせて一つの曲を完成させる。そして、それを聴いてくださる方々に喜んでいただけること。それが魅力です」と語ってくれた高校生も。
「吹奏楽部はほかの部に比べると活動日が多く、大変な面もあります。しかし、音楽という世界共通の言語で一つの楽器を自分のものにしていく。また一緒に活動する仲間には一生ものの絆が生まれるのがいいですね」と語る戸口先生。
恵まれた環境の中、のびのびと活動する部員のみなさんは、その活動をとおして一生ものの宝を見つけるのです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
共立女子第二中学校
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最寄駅/スクールバス:JR中央線・京王高尾線「高尾駅」から15分(乗場までの徒歩を含む)、JR中央線 八高線 横浜線「八王子駅」から20分。「みなみ野・七国循環ルート」もあり。