「テニスと思うな、人生と思え」が部の教育理念 テニスの技術向上とともに人間育成に力をそそぐ
苦難に立ち向かえる心を育てる
「全国中学生テニス選手権大会」で3度の優勝を誇り、「全国選抜中学校テニス選手権大会」や「全国私学中学校テニス選手権大会」をはじめ、さまざまな大会でも優秀な成績を収める強豪校。現在54名の部員が在籍し、練習は、火曜・木曜・土曜の放課後と試合が中心の日曜に行っています。全12面のコートのうち2面がリニューアルされ、生徒たちはますます練習に身が入ります。
熱い指導をしているのは体育科教諭・中垣嘉仁先生。「私もこの学院のテニス部出身で、中学・高校と在籍していました。将来はテニスに長く関わる仕事をしたいと思い、日本体育大学で教職員免許を取得し、さらに大学院でコーチング学(組織学・チームビルディング)について学び、母校に戻ってきました。生徒たちには、一番に楽しさを知り、テニスによって人生が豊かになることを学んでほしいと思います」と話します。
中垣先生が大切にしているのは、学生時代の監督で、現顧問でもある山田靖彦先生の“テニスと思うな、人生と思え”という言葉。「テニスはある意味孤独なスポーツで、試合中、ピンチになってもコート上ではひとり。自身を分析しながら立ち向かっていかなくてはなりません。テニスを通して、困難への立ち向かい方を学び、自立する心を育みながら、自分の決めたことは責任をもってやれる力を身につけてほしい。将来、社会に出て、大きな壁にぶつかったとしても部活動で勝ち得た力を使ってそれを乗り越え、豊かな人生をおくってほしいと思います」(中垣先生)。
「小学生のときにテニスを始め、環境が整っているこの学校に入学しました」と話すのは中学3年生の部長・大橋和貴くん。
毎朝5時に起きて1時間半かけて通学し、朝練を続けています。「今年は全国大会の優勝を目指しています。いま足りないのはチームとしての一体感。同じ目標を持つことがすごく大事だと感じます。サレジオ体操や掃除、片付けなど誰かに言われたからやるのではなく、それぞれ気が付いたら行動を起こす…そういった普段の積み重ねでプレイの質も上がっていくと考えています」(大橋くん)。文武両道を目指し、通学の時間を上手に使って勉強する時間を捻出するなど毎日の努力を惜しみません。「練習中は技術的なことはもちろん、メンタルについても自分から進んで先生にアドバイスをもらうようにしています。テニスはボールを打ち合うだけのスポーツと思われがちですが、テニスを通し人として成長できればと思います」。
夏の大会はまもなく始まります!
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
サレジオ学院中学校
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