私学探検隊

中1は1クラス29人以下の少人数で探究学習をー学びもクラブも充実の生き生きとした学生生活ー

実体験を重視した授業で大人になっても必要な力を

「自由と進歩」を建学の精神とする法政大学の付属校である法政第二中学校。法政大学憲章では「自由を生き抜く実践知」を社会との約束として掲げ、「地球社会の課題解決に貢献すること」を使命としています。

約6万5000冊の蔵書を誇る図書館は、法政大学の300万冊の蔵書も利用可能。司書教諭と司書が常駐し、資料を探して調べるハウツーをしっかり学べる

「中高6カ年間を通した教育理念の大きな柱は国民的共通教養の基礎を築き、平和的民主的国家の形成者を育てることです。具体的には主権者としての基本を獲得し、他者との協同、主体的な学びを育むことを重視。これらは中高に限らず、大学、社会人になっても必要となる力。そういった一生ものの力を育むために、日々の授業では“実体験”を大切にしています」(磯部玄太先生)

具体例としてあげられるのが、理科の授業です。中学校では毎週2時間を1枠として、理科の実験授業を実施。チームティーチングできめ細かな指導をしながら、3年間で70回もの実験を行います。

「実験をして終わりではなく毎回レポートをまとめることで、情報を整理・考察するところまでを学びとして積み上げていきます」(磯部先生)

 

広島研修旅行で探究学習の集大成

中1では総合的な学習の時間で、全教科の基礎となる探究学習のやり方も習得。1学期は図書館で蔵書やデータベースを駆使して資料の集め方などを学び、その集大成として各自が選んだ本について発表する機会を設けています。さらに2学期以降は、グループ学習で1つの国についてテーマを決めて調査、ポスターにまとめて発表をします。

中学の学びの集大成、広島研修旅行

中学での探究活動の集大成となるのが、中3の9月に行われる広島での研修旅行です。班ごとにテーマを決めて調査に取り組み、現地での体験を盛り込みながら、プレゼンテーションに仕上げます。

「獲得した知識から思考、考察し、論文にすることを繰り返すことで自然と探究学習の力が磨き上げられます。中1でその土台を習得することで、それ以降の各教科の学習にもその力が生かされます」(磯部先生)

9割が法政大学に進学する大学付属校として、高3の3学期には大学の学びの先取りも実施。高校在学時から大学の授業をリアルにイメージすることで、大学の学びへの橋渡しも行っています。

「本校では大学受験の勉強は基本的に不要ですが、学力のしっかりとした定着は重視。特に数学と英語は、遅れがちな生徒向けに補習を実施し、きちんとフォローします」(磯部先生)

 

生徒の自主性を尊重 生き生きとした学生生活

「中3からは35人6クラスですが、中1は1学年29人以下で8クラスと徹底した少人数制で、教科も生活もていねいに見ていきます」というのは近藤裕美先生です。

学業だけでなく部活動も盛んなのが法政二中の特徴。中学生の入部率は95%で、ほぼ全員が何らかのクラブ活動に参加しており、一部のクラブでは中高合同で活動しています。

高校では留学制度も充実し、コロナ禍が落ち着いた今年度は、留学する生徒が本格的に増加する見込みです。国際交流委員会がさまざまなサポートをていねいに行ってくれるので安心して留学に挑戦できます。

「二中生は勉強も部活も両立して生き生きと学校生活を楽しんでいます。行事もクラブも生徒が自主的に運営。勉強も部活も楽しい6年間だったと卒業していく生徒が多いのはうれしいですね」(近藤先生)

生徒たちが自主的に運営する文化祭は、学校生活の一大イベント

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

 

法政大学第二中学校 [学校HP]https://www.hosei2.ed.jp/ 〒211-0031 神奈川県川崎市中原区木月大町6-1 Tel.044-711-4321 最寄駅/東急東横線 目黒線「武蔵小杉駅」徒歩10分。JR南武線「武蔵小杉駅」徒歩12分。JR湘南新宿ライン横須賀線「武蔵小杉駅」徒歩15分

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