私学探検隊

2023年4月、Ⅰ期生の学びがスタート「挑戦・行動・突破そして貢献」

「挑戦・行動・突破そして貢献」を掲げ生徒と共に学校を創る
2023年4月にⅠ期生135名を迎えた芝国際中学校。「挑戦・行動・突破そして貢献」を行動理念として、生徒・教員が一丸となった学校づくりがはじまっています。
入試対策部長川上武彦先生は、「本校の願いは、生徒に幸せになってほしいということ。テクノロジーの進化、グローバル化が進展しこれまで以上の速さで変化しつづける社会では一つの答えではなく、複数の状況を鑑みて最適解を導かなければなりません。本校は、その力をつけるために必要な学びや体験をふんだんに用意しました。盛りだくさんのカリキュラムですが、6年間でじっくり力がついていきます」と話します。
入学式1週間後に行われた2泊3日の新入生オリエンテーションでは、親睦を深めたほか、話し合いの進め方を学びました。「一緒に学校を創りたい」という意欲の高い生徒が多く、学校行事へのアイデアも豊富。学園祭は「芝国祭」と生徒が命名しました。
中学1年は、3年に予定されている修学旅行は「平和に貢献する活動」を目的として、計画から実行まで、生徒の手で行います。「与えられたタスクをこなすのではなく、どうすれば課題を突破できるかを考えて欲しいです」(川上先生)。

「世界標準の教育」の実践には
「確かな学力」の定着が不可欠

ハーバード流対話形式授業は、ディスカッションを中心に進む。人の意見を聞くことの大切さも学べる。

同校の特色は「世界標準の教育」。具体的には、ハーバード流対話形式授業、STEAM教育、データサイエンス・AI教育、アントレプレナーシップ(起業家教育)、クリティカル&デザインシンキングなど。STEAM教育は、科学とロボット教育の第一人者である北原達正先生や、AIバイリンガル教育を先導する石角友愛先生ら各方面の専門家が関わり、校内には10名のネイティブ教師が常駐するように、学ぶのに最適な環境、最新の設備が整っています。現在、成層圏に観測衛星を打ち上げるプロジェクトが進んでおり、北原先生が監修して下さっています。データを分析し、その分析をもとに未来を予測したり、データで何ができるかを考えたりするデータサイエンス教育も行っています。

「国際」と名の付く中高一貫校が増える中、同校の特長は、教科教育にも力を入れていることです。「解なき問いに挑戦しつづけるにしても、確かな知識がなければ最適解の精度は上げられません。解の精度を上げるために基盤となる教科教育に力を入れ、確かな学力をつけることが大切だと考えています」(川上先生)。

生徒は、学校内でもネイティブの先生と気軽に会話を楽しむ。入学時は英語ができなくても慣れるので心配ない。

「確かな学力」をつけるために同校では、チェック&フォローシステム、動画学習支援、芝国際塾・芝国際予備校、特別講座、カンファレンスを実施。「世界標準の教育」と「確かな学力」をかけあわせた相乗効果で、生徒はグローバルに活躍できる人材へと成長し、最難関大学を目指せる学力も身につきます。

大学受験まで校内で完結チェック&フォロー体制
 通常授業と放課後塾(中学生は「芝国際塾」、高校生は「芝国際予備校」)、朝と終礼前のチェック&フォローの連携で、大学受験まで校内で完結させ、最難関大学や海外の大学への進学を目指します。放課後塾には全生徒の7割が参加。部活動や学校行事との両立も可能です。

ビジネスチャンスを創ろう!
アントレプレナーシップ
「アントレプレナーシップは、自分の才能やスキルを最大限に発揮する機会を生み出します。将来のビジネスにつながる可能性もあり、社会情勢に左右されることなく、経済的、精神的に自立することができるでしょう」(川上先生)。
同校では、中学の間に、デザイン思考、課題発見、課題の分析、課題への行動を学び、高校1年でマーケティング、高校2年で起業に挑戦します。
「幸せになるためにどうすれば良いかを考えられるようになってほしい。既存の方法がなければ起業も選択する。大人になってから学ぶことを、中高生のうちに習得でき、高校生で事業を起こすスキルが身につくのは有意義なこと」と川上先生は話します。「学んだ過程や実践したことを武器に、大学の総合選抜に臨むこともできます」と、アントレプレナーシップ教育を受験に活かす生徒がでてくるのも期待できます。

問題解決力を磨く
ハーバード流対話形式授業

理科実験の様子。学んだことが日常でどのように生かされているかを考えることが大切。

同校では、問題解決力を磨くために、ハーバード流対話形式授業を導入しています。例えば、理科の授業で電力を扱う際も、日本の電力不足のニュースなどから、授業に入っていきます。そして、「雷はクリーンエネルギーとして使えるか。」などの仮説に対してのディスカッションを行ったりしていきます。その過程で「天気」、「電気」、「電圧」、「SDGs」など、教科書に出てくる理科用語の性質を学びます。「一つの問いを小さな課題に分解し、その解決法を考えながら大きな問題を解決するという発想力・解決力は、実社会にも通じます。本校が目指す授業のゴールは、知識を習得するだけではなく、得た知識をどのように使い、行動するかなのです」(川上先生)。

2024年度の一般生入試は
シンプルな2コースに変更
2024年度入学以降の一般生は、「本科」と「国際ADVANCED」の2コース設定になります。それに伴い、2024年度の募集は同2コースのみ。「本科」の試験科目は、2月1日の午前中が4教科(国算理社)、1日、2日、3日の午後は2教科(国算)。「国際ADVANCED」は2月1日の午前、3日の午後に3教科(国算英)の試験を実施します。英語は英検2級相当の力が求められます。今年度からの変更点は、①COREクラスは募集しない、②類別判定は廃止、入学後は学力別クラスになることです。帰国生入試は11月10日、12月10日に行われます。「募集要項をシンプルに変更したことで、より多くの生徒さんが本校を受験してくださることを期待しています。ぜひ、芝国際で、自分で未来を切り拓くチカラをつけて欲しいと願っています」(川上先生)。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

芝国際中学校
[学校HP]https://www.shiba-kokusai.ed.jp/
〒108-0014 東京都港区芝4-1-30 Tel.03-3451-0912
最寄駅/
都営浅草線 三田線 「三田駅」徒歩2分、JR「田町駅」徒歩5分、都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩10分

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