意欲的にチャレンジする生徒をサポート
2年前に比べて受験者数が倍増
2021年に工学院大学附属中学校・高校の校長に就任した中野由章先生に、校長就任3年目を迎えて感じている学校の進化やこれからの方針について伺ってみました。
「工学院大学附属中学校の2023年度入学中学受験者数は、2年前に比べて約2倍に急増しています。決して学校の立地はよくない中、それだけ多くの生徒や保護者が工学院大学附属の魅力を正当に評価して、この学校で学びたいと考えてくれたということは大変うれしく思っています」(中野校長)
中野校長が就任以来、大事にしてきたのは、これまでの伝統を大切にしながら、今の時代に合わせた学びを提供し、進化していくこと。創立135年以上の工学院大学は、優秀なエンジニアを育成することを目的に設立されました。
「その精神を引き継ぎつつ、現在は数理、データサイエンス、AIなどテクノロジーに強みを発揮した教育を実践しています」
日々の改善の向こうに成長が待っている
中野校長は言葉だけが先行しがちな「改革」という旗を振ることよりも「日々の小さな改善を積み重ねることで少しずつ、しかし着実に成長していくこと」を目指しています。
「去年と同じことをしていても、成長はできません。失敗を恐れずに改善点を見つけて、とにかくチャレンジし続ける。そんな6年間の積み重ねが生徒を大きく成長させます」
そんな中野校長の方針のもと、生徒たちには自主的に伸び伸びと取り組む空気が浸透しています。
「私はうちの学校の一番の自慢は生徒だと思っています。いろいろなタイプの生徒がいますが、それぞれが自分の夢や目標に向けて誠実に取り組んでいます。悲壮感を持って頑張るのではなく、そのプロセスを楽しみながら自分に正直に前に進んでいる。そんな生徒の充実した学校生活の様子は、普段の授業
を見てもらえば実感していただけると思います」
同校は工学院大学のキャンパス内にあり、大学との連携にも力を入れています。大学の施設を利用するのはもちろん、授業での連携、大学生との交流も活発です。また、工学院以外の大学との連携も多彩で、電気通信大学、東京薬科大学、麻布大学、東京経済大学に加えて、昨年度からは多摩美術大学との連携もスタート。デザイン思考や創造性を刺激するカリキュラムなどが期待されています。
「本校の校訓は『挑戦・創造・貢献』。ケンブリッジ・インターナショナル・スクール認定校としての実績などで培ったグローバル教育、そしてデジタルツールを使いこなすICT教育を軸にしながら、生徒たちはさまざまなことに意欲的に挑戦しています。その学びや経験をもとに、自らのアイデアを創造、誰かのために貢献できる道を模索し続けているのです」
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
工学院大学附属中学校
[学校HP]https://www.js.kogakuin.ac.jp/
〒192-8622 東京都八王子市中野町2647-2 Tel.042-628-4914
最寄駅/
JR中央線「八王子駅」・京王線「京王八王子駅」からバス「工学院大学」・「工学院大学西」下車。「八王子駅」「京王八王子駅」「新宿駅」「南大沢駅」「拝島駅」よりスクールバス配車。