日々の学びの集大成となる学園祭で、大きな成長を

9月16日、17日に学園祭を開催する芝中学校。昨年まではコロナ禍で制限が多い中での学園祭でしたが、今年度は外部来場者も予約不要、構内で飲食する出し物もＯＫなど、かなりの賑わいが予想されています。

「本校の校訓『遵法自治』に従って、中1からＨＲ、授業、体験学習などを通して自分たちで考え、計画し、行動して修正するというサイクルを繰り返し教えています。その学びの集大成のひとつ

校庭ステージはさまざまなプログラムで盛り上がりを見せる

が生徒主体で行う学園祭です。実行委員の生徒が中心となり、生徒たち自身の力を思う存分発揮してほしいと思っています」（生徒会係主任・石渡健児先生）。

コロナ禍の最中も、さまざまな制限にくじけず「そのときできる最大限のことを」と、学園祭を途絶えさせることなく続けてきた同校。

今年度の開催について、石渡先生は「歴代の実行委員たちがその年、その年で自分たちを最大限表現してきたのが学園祭です。先輩たちの思いの積み重ねが、制約のない今年度の学園祭につながっています。だからこそ、今回の学園祭で実行委員を中心に生徒たちがどれだけ大きく成長を遂げるのか、楽しみですね」と語ります。

実行委員400人をまとめて学園祭の成功を

同校の学園祭の実行委員は総勢約400人（中3～高1）とかなりの大所帯。それだけ大勢のメンバーを束ねる実行委員長を務めるのが、長田大和さんです。

「実行委員は希望者の挙手制で、僕は昨年、実行委員で企画部を担当。昨年度の実行委員長だった先輩の姿に憧れて、今年度の実行委員長に立候補しました」

実行委員長は前年度の幹部だった先輩の面接を経て選定。長田さんは、コロナ禍が落ち着きを見せた今年度は、外部からの来場者もできるだけたくさん入れて、「ワイワイ、ガチャガチャして、人が前に進めないくらい賑わった学園祭にしたい」という意欲が認められて委員長に就任することになりました。

「実行委員長に決まったのが2月。9つの部のチーフなどと一緒に先輩から引き継ぎを済ませて、5月に実行委員のメンバーを募集。400人ものメンバーを束ねるのは、大変だなと実感することも多いですが、計画通りに進まないことがあっても柔軟に最善の策を見つけて頑張っていきたいと思っています。夏休みから本格的に準備を進めるので、忙しくなりますが、青春のすべてを注いでがんばりたいですね」（長田さん）とやる気を見せます。

学園祭のテーマは「Be the best」。

「学園祭は、それぞれの生徒ひとりひとりが主人公。だからこそ、この空間でベストな自分になろう、という想いを込めました」（長田さん）。

クラブが中心となって出店する飲食店のほか、2つあるステージも形状を変えてより盛り上がりを演出。さまざまなプログラムが用意されますが、一番の見どころは、在校生向けの中夜祭・後夜祭で行われる「ミスコン・ミスターコン」だとか。

「これまでコロナ禍で思い切りできなかった分、今年度はめちゃくちゃ楽しい学園祭にするつもりです。実行委員はやさしいメンバーばかりなので、学校のことも含めて気軽に声をかけてみてください。ぜひ、学園祭に遊びに来て、僕たちと一緒に楽しみましょう！」

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