国際理解教育から企業とのコラボまでキャリア教育にもつながる充実した探究学習
多様性を受け入れ、尊重する心を養う国際理解教育
日本大学藤沢中学校では中1から丁寧に段階を踏んだ探究学習を行い、進路を考えるキャリア教育につなげています。同校の探究学習について広報部主任の三武誉生先生にお話を伺いました。「本校では中1から国際理解教育に力を入れ、人種、宗教、文化の違いなど多様性を受け入れ、相手を尊敬、尊重する心を養います。中1の冬に6日間の日程で、本校ネイティブ教員の出身国の文化や、海外のクリスマス文化などについて英語で学びます。また、オンラインで海外の講師と1対1で英会話レッスンも受けます。生徒たちには英語を学ぶ目的のひとつは、国際社会の中で自分の考えをきちんと言えるようにするためであることを伝えています。グループワークでは相手を否定せず、率直な意見が言える場を作ることを心がけており、この姿勢を身につけることが探究活動にも生きています」と三武先生は話します。
達成感、連帯感を養う校外学習と
卒業生などから学ぶキャリア教育
中2で実施している林間学校も探究学習につながる行事のひとつです。富士山の麓から五合目までの登山をメインに、洞窟・樹海探検やナイトウォークなど、大自然の神秘を感じられる体験をします。「登山で達成感を味わったり、生徒同士の連帯感を深めたりします。また、中3の修学旅行の前に鎌倉で校外学習を行います。班ごとに計画を立てて、行きたい場所を時間通りに回れるかを考えて行動し、修学旅行での班別自主行動につなげています」と三武先生。
一方、同校ではキャリア教育にも力を入れています。「職場体験のほか、卒業生などの社会人を学校に招いて、職業や進路についてなどの講演をしていただいています。大学や社会人になっても活躍してもらうためにも、今後の学習や進路実現に向けての意識を高めてい けるように、特に義務教育の中学では手厚く指導しています」(三武先生)
全国大会にも出場!
企業とコラボした探究学習
高1では企業とコラボした探究学習の発表を行い、学校代表となったグループが全国大会にも出場しています。「担当企業の方から出していただいた課題に対して商品開発、マーケティングなどに取り組みます。企業の方は時々来校し、生徒たちにアドバイスをします。一方、教員は生徒たちの考えを否定せずに見守ります。完成した提案はまずクラス発表を行い、優秀なグループが学年発表をします。ここで最優秀となったグループが学校代表となります。昨年度代表となったグループは満員電車の解消というテーマに取り組み、アプリ開発と靴に埋め込むICチップを提案。寸劇も交えて発表し、企業からも高評価を得ました」(三武先生)
同校は大学付属校であることのメリットも生かし、中高大連携での取り組みを行ったり、付属校同士の横のつながりも深めています。多彩な学部学科を有する日本大学付属ならではの経験ができ、生徒たちの視野を広げるきっかけとなっています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日本大学藤沢中学校
[学校HP]https://www.fujisawa.hs.nihon-u.ac.jp/
〒252-0885 神奈川県藤沢市亀井野1866 Tel.0466-81-0125
最寄駅/
小田急江ノ島線「六会日大前駅」徒歩8分。