私学探検隊

韓国・済州島での平和フォーラムが再開 語学研修、留学など多彩な海外プログラム

平和と発展をテーマに学び 現地学生との交流も

多摩大学目黒中学校・高等学校では国際教育に力を入れており、校内でのネイティブ教員などによる英語教育はもちろん、校外でも多様な学びの機会が用意されています。
昨年度からコロナ禍で中止されていた留学が再開。今年度は韓国の済州(チェジュ)島で行われてきた「済州平和フォーラム」への参加も5月30日から6月3日までの日程で再開されました。「この平和フォーラムへの参加は多摩大学との高大接続プロジェクトの一環であり、多摩大学の学生とともに本校と同じく附属校の多摩大聖ヶ丘高の生徒が参加しました。本校からは高1・高2の19名が参加。国連元事務総長や沖縄県知事などがアジアの平和について語ったり、経営学を学び合うなど大人同士を対象としたフォーラムに背伸びをして参加しました」と話すのは進路指導部長の井上忍武先生。フォーラム参加以外にも、参加した生徒たちは韓国の大学生と交流したり、平和記念館などを見学したり、買い物を楽しんだり、独学で覚えた韓国語を使って会話をしてみたりと有意義な時間を過ごせたようです。参加した生徒の一人は「フォーラムでは世界平和、経営学以外にも持続可能な世界のために必要なアジアの努力、アジアの交友関係、 ASEANをめぐる課題、デジタル転換など大変多くの話が記憶に残っています。難しいワードも多く、全てを完璧に理解することはできなかったけれども、かえってさらに詳しく知りたいという興味に繋がりました」と感想を話してくれました。

済州平和フォーラムに参加した生徒たち

カナダに続いて、アメリカ、ニュージーランド留学も再開

同校では中3全員を対象としたオーストラリア修学旅行があり、夏休みには中高生の希望者を対象とした13日間のイギリス語学研修旅行があります。また、高1・高2の生徒はカナダ、アメリカ、ニュージーランドへの留学制度を利用することができます。期間も約2か月のターム留学(ニュージーランドのみ)から約半年間の中期、約1年間の長期の中から選ぶことができ、それぞれの国の家庭にホームステイしながら現地校に通います。同校の留学制度は単位認定され、卒業年次を遅らせることなく卒業できることも特徴です。語学研修と留学もコロナ禍で中止となっていましたが、今年度は全面的に再開することができました。
国際交流担当で英語科主任の相良瑞穂先生は、「今年度は中1~高2の計33名がイギリス語学研修に参加。留学は3か国合わせて15名の生徒が行きます。コロナ禍で中3時のオーストラリア修学旅行が中止になった高2の生徒は特に海外に出て学びたいという気持ちが強いようです」と話します。「本校は常にネイティブ教員がいて、英語や海外が身近にある環境です。修学旅行から留学まで多様なプログラムがあり、ドメスティックにならずにどんどん海外へ出ていけるように学校がチャンスを与えるようにしています。海外から戻った生徒たちは、現地で例えばイタリアなど、英語が母国語ではない国の生徒同士が英語でコミュニケーションをした経験などを話してくれます。海外では自分の意見を主張しないと伝わらないので、物怖じせずに行動、言動ができるようになり、成長を感じたこともあります」(相良先生)。
留学から帰った生徒は英検準1級を取得するなど英語力を生かし、国際関係学部や海外大学に進学をするケースも。「今後は語学研修以外にも東南アジアなどで環境問題など社会課題をテーマとした短期研修も考えています」と井上先生。同校では世界を身近に感じて幅広い視野を持ち、人として成長することができる機会が豊富に用意されています。

ニュージーランド留学

カナダ留学

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

多摩大学目黒中学校
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最寄駅/JR・東急目黒線・メトロ南北線・都営三田線「目黒駅」徒歩12分。「目黒駅」からバス5分 「元競馬場前」徒歩1分。スクールバス:東急東横線・メトロ日比谷線「中目黒駅」から10分。

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