私学探検隊

なぜ、学校生活が楽しいのか。それは安心して自分を出せる環境だから

中1は行事が盛りだくさん。体験を通して友を知る
この春、同校の門をくぐった新入生は、小3から行動制限を受けた世代です。S・Tさんと、S・Kさんは「その分、中学校生活を楽しみたい」と期待を寄せて入学式に臨みました。緊張していたS・Kさんを笑顔にしたのは隣の席の人でした。翌日、学校に向かう足取りは軽く、次第に友達の輪が広がっていきました。
「入学後、すぐに行われる『新入生宿泊研修』(1泊2日)も、クラスメイトと交流を深める良い機会でした。趣味や特技などを知ったことによって、クラスで過ごす時間が楽しくなりました」(S・Kさん)
5月には体育祭、7月には林間学校と行事が続きます。ここでは運動が得意な人が頭角を表します。
「林間学校は車山のトレッキングがかなりきつく、一人だったらあきらめていたかもしれませんが、女子の中にも男子に混ざって列の先頭を歩き続ける人がいて、すごいなと思いました。行事は教室では見られない新たな一面を知る機会になります。私は音楽が好きなので、合唱コンクール(11月)では委員としてクラスのために頑張りたいと思っています」(S・Tさん)。
「僕はマラソン大会(2月)に真剣に取り組むことが今の目標です。長距離は苦手ですが、陸上部員らしい走りがしたいです」(S・Kさん)

生徒同士で考え、発展させる。その中で深まる関係性
初めての文化祭(9月)に向けた取り組みは、4月から授業の中で進めました。「学校を地域一番の観光地にするとしたら?」をテーマに、グループでアイデアを出し合い、それらをまとめて、文化祭でクラス発表を行うというPBL型の取り組みです。
「『学校をジェットコースターにしたらどう?』『それなら階段は全部エスカレーターがいいね』など、ありえないことばかりを考えるグループと、実用的な意見ばかりのグループがあり、おもしろいなと思いました。それぞれにいいところがあるので、それらを合わせたらものすごくいいものができるかもしれないと、わくわくしました」(S・Tさん)
S・Kさんは「桜美林専用の電車を作ろう」と提案し、グループを盛り上げました。
「僕は多摩センターと桜美林を結ぶスクールバスを利用しています。時間を短縮するために、電車があったらいいなと思ったんです」(S・Kさん)
おもしろいアイデアをより良いものにするためには、『その意見はちょっと違うんじゃない?』と指摘し合うことも大切です。
「授業を重ねるうちに、そういうことも言える関係ができてきて、いい授業だなと思いました」(S・Tさん)
少し前までは文化祭を楽しませてもらう側にいた二人が、入学からわずか4ヵ月で、桜美林生としての自覚をもち、来場者を楽しませたいという気持ちで文化祭に臨んだことに驚かされました。S・Tさんは「友だちとの関係性が深まるにつれ、勉強でもわからないことがあれば教え合うということが自然とできています。それは小学校時代の私にはなかったこと」と自身の変化を話してくれました。S・Kさんは自律による自立に向けて自分を奮い立たせています。文化祭を経て、ますます積極的に学校生活に取り組む中1生のエネルギーを、ぜひ同校に足を運んで感じてください。

林間学校(2泊3日)では車山を歩きます。今年度は全員が頂上まで歩き切り、絶景を目に焼き付けました。自分でメニューを選べるのも特色です。「植物観察」「野鳥」「昆虫」「野生動物」「地質」「縄文時代の土偶や土器見学」から選んで参加します。

 

ここがオススメ!私たちの学校生活&受験生へのアドバイス
S・Kさん「自由気ままなクラスで、毎日が楽しいです。陸上部では100m走を頑張っています。受験勉強の一環で本を読むようになりました。駅伝を描いた『あと少し もう少し』(瀬尾まい子 著)がオススメです」。受験生へ「僕は模試で合格に届かない点数を取ってから、自分の学習法を見直しました。自分で考えて解くという経験を積み重ねることと、勉強を始めたら区切りのいいところまでやることが大切だと思います。途中でやめると頭の中に入らず、勉強した意味がなくなるからです」
S・Tさん「私が桜美林を選んだきっかけは、吹奏楽部が盛んだったからです。どこかの過去問で『8分音符のプレリュード』(松本祐子 著)を読んで、自分もやってみたいと思いました。オーボエは初心者ですが、先輩や先生に教えていただき、先日、合奏して、成長を実感することができました。もっと頑張って、コンクールで金賞を取りたいです。礼拝や聖書の時間を通してキリスト教を学ぶうちに、聖書にはためになる言葉がたくさんあるな、と感じて、身近なものになっています。クラスの友だちもキリスト教を楽しんで学んでいます」。受験生へ「桜美林の問題は、基礎が分かっていればだんだん解けるようになります。問題を見た時に、ここで必要な基礎は何だろうなと考えて、一つひとつ丁寧につぶしていけば大丈夫だと思います」

S.Tさん(左)/吹奏楽部・奉仕委員・合唱コンクール委員 S.Kさん(右)/陸上部・図書委員


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桜美林中学校
[学校HP]https://www.obirin.ed.jp/

〒194-0294 東京都町田市常盤町3758 Tel.042-797-2668
最寄駅/JR横浜線「淵野辺駅」徒歩20分。JRなど「町田駅」からバス「桜美林学園前」ほか。
スクールバス:京王線・小田急線・多摩都市モノレール「多摩センター駅」、「淵野辺駅」からあり。

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