新校長を迎えさらなる高みを目指す 問題解決能力と高い基礎学力の育成に自信
「競争」ではなく、協力してレベルアップしてほしい
同校は、1912年に旧制「明治中学校」として設立された明治大学の直系付属校です。110有余年の歴史の中で、数多くの優秀な人材を輩出してきました。
「質実剛健」「独立自治」の校訓のもと、初代校長鵜澤総明(うざわふさあき)先生が語った「第一級の人物たれ」という教育理念にもとづき進化し続ける同校に、2023年4月、井家上哲史(いけがみてつし)新校長が着任しました。自身も同校の卒業生である井家上校長に、同校の魅力や生徒たちに身につけてほしい力について伺いました。
井家上先生は、明治大学へ進学後、同大学大学院で工学博士を取得。現在も中学校長と兼任で、明治大学理工学部電気電子生命学科の専任教授を務めています。
「本校には、やりたいことに伸び伸びと挑戦できる環境が整っています。私も高校の物理部で通信工学に夢中になりました。また、私の在学中から先輩、後輩のつながりが強く、母校への思いも熱い。これらの特長が今もそのままで嬉しかったですね」と井家上先生は話します。
「簡単ではありませんが、本校では推薦基準をクリアすれば、ほぼすべての生徒が明治大学の第一志望の学部に進学できます。そのため、入学後は競争する必要はありあません。協力し、共に高め合いながら成長していけば良いのです」(井家上先生)。
課題に挑む問題解決力と幅広い領域の基礎学力が大切
井家上先生は、生徒たちに「問題解決力を身につけてほしい。そのためには自分で考え、実践することが大切」と話します。そのために同校では、中高を通して大学受験にとらわれない教育を重視し、文理に関わらず高2までほぼ同じ科目を取り、幅広い基礎学力の修得を徹底していきます。そこで培った知識をもとに、英語コンテスト、探究学習、様々な高大連携プログラムなどを通して課題を発見し解決する能力も養います。また、班・部活動や学校行事などの場でも、その力を活用し、生徒たちは「独立自治」を体現しています。
大学受験にとらわれないと言っても、同校の卒業生は、基礎学力が高いと評判です。大学でゼミを担当する井家上先生も、「本校卒業生の基礎学力は相当高い。大学受験ではどうしても受験科目の勉強にのみ力を入れてしまいますが、本校の生徒は文系理系の枠を超えて、幅広い領域の基礎学力を習得しているのでしょう」と評価します。
「生徒と先生の距離が近いのも本校の魅力。充実した環境の中、楽しい学校生活が送れるのではないでしょうか。新たな自分に出会えるかも知れません。みなさんの入学をお待ちしています」(井家上先生)。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
明治大学付属明治中学校
[学校HP]https://www.meiji.ac.jp/ko_chu/
〒182-0033 東京都調布市富士見町4-23-25 Tel.042-444-9100
最寄駅/京王線「西調布駅」徒歩18分。京王線「調布駅」・JR「三鷹駅」「武蔵境駅」・小田急線「狛江駅」から小田急バス「大沢コミュニティセンター」ほか。スクールバス:「調布駅」「三鷹駅」ほかからあり。