コロナ禍明け初のＮＺ海外研修旅行

横浜翠陵中学校では、自身の可能性を広げて国際社会で活躍できる人になることを目指し、「使える」英語力向上とグローバル感覚の獲得を目指したグローバル教育を行っています。その一環としてあるのが、中3のニュージーランド海外教育研修（以下ＮＺ研修旅行）です。コロナ禍で中断していたＮＺ研修旅行ですが、今年の夏休みに10日間、規模を本来より若干縮小して実施しました。

実際には中3のほぼ全員が参加し、ニュージーランドのオークランドにある現地校2校へ、ホームステイ先から通学。生徒一人に現地校の生徒一人がバディとしてペアを組み、バディと同じ授業を受けるなど行動を共にします。

日本とニュージーランドのチームに分かれてスポーツを通じての交流

バディとの友情が芽生えた貴重な体験

引率をした相澤学先生は、「今の中３はコロナ禍で学校の宿泊行事の経験がほとんどありません。そのため、ＮＺ研修旅行は楽しみな半面、不安も大きかったようです。しかし、実際に行ってみるとバディたちと本当にいい関係を築けて、どの生徒もとてもよい笑顔で過ごせました」

現地では日本文化の紹介やクイズを用意し、みんなで一緒に楽しむなど英語でのコミュニケーションを苦労しながらも楽しんでいたそうです。

「本校では海外からの留学生を受け入れており、ＮＺ研修旅行以前に留学生と一緒に学んでいたこともプラスでした。言葉が多少通じなくても、オープンマインドで伝えようとすれば、コミュニケーションが楽しめる経験値があったんです」

ニュージーランドはさまざまな人種の人たちが暮らす国。その多様性に触れて、受け入れてもらえたことも生徒たちには大きな刺激となりました。

「日本とはまったく違う環境でユニークな授業も多く、多くの同世代と積極的にコミュニケーションがとれた研修旅行になりました。このような新しいチャレンジが自分への自信やこれからやりたいことへの意欲につながってきています。ニュージーランドで得たことを活かして、さらに挑戦する心を育んでいきたいですね」

けん玉や折り紙、箸の豆つかみなどを披露して日本文化を紹介

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