私学探検隊

体験活動を通じて情報化社会に対応できる知識を 育む「ICT未来創造プロジェクト」がスタート

情報分野の体験活動で進路への興味関心を高める

江戸川大学キャンパスではロボットアームを使った体験活動を実施

若き日に「豊かに知性を磨き 美しく心情を養い 逞しく身体を鍛えよ」を校訓とし、「心・技・体」のバランスの取れた人材育成を目指す西武台千葉。「学習活動」「部活動」「体験活動」を3本柱に据え、特色ある教育を行っています。

キャリア教育の一環として体験重視を掲げる同校では、「メディカルプロジェクト」「教員養成プロジェクト」に加え、今年度から「ICT未来創造プロジェクト」の取り組みをスタートさせました。

高校で「情報」が必修科目となり、2025年度大学入試の共通テストに「情報」が加わるように、Society5.0未来社会の到来を見据えた情報活用能力の高い人材の育成はますます重要になっています。

来年度の本格指導に向けた準備段階(プレ版)として始まった同プロジェクトには、高1~3の15人が参加しています。「将来、生徒たちが幅広い情報分野の職業に対応できるように、さまざまな体験活動を通して望む進路への意欲を高めてほしい」とプロジェクトチーフの中村英介先生は話します。

 

高大連携や企業訪問など、学校外でワークショップを実施

NTTコミュニケーションズのスタッフによる「通信の歴史と未来のテクノロジー」についての講義とワークショップを実施

同プロジェクトでは放課後や土曜日を利用して、高大連携や企業訪問など学校内外でさまざまな学びを行っています。

まず高大連携プログラムとして、千葉工業大学と年間5回の交流を予定し、同大学の教授や大学院生と協働で「情報デザイン」「プログラミング」のワークショップを実施しています。江戸川大学との連携では大学生のゼミ活動に参加してロボットアームを操作したり3Dプリンターで造形したり相互交流を深めています。

また、大手通信社との協働も積極的に行っています。本校においてNTTコミュニケーションズのスタッフによる「通信の歴史と未来のテクノロジー」の講義を受けたあと、Google Jamboardを使ったワークショプを実施しました。また、スマートツアーと題してソフトバンク本社を訪問し、社内見学やAIの取り組みに関するレクチャーを受け、その後に本社スタッフとディスカッションを行いました。「スマホがなくなるかもしれないという刺激的な未来予想図の提示に対して、生徒たちも積極的に質問をして自分の考えを述べていました」

AIやChatGPTなど最先端の取り組みに触れ、生徒たちの興味関心は未来に向かっています。「過去と現在を理解し、来たる未来に向けて生徒自身が何をするべきかを考えるためにも、学校の外に出ていろいろな体験をさせてあげたいと思っています」

 

新しい価値を創造できる人材を育てたい

5年後、10年後の社会で求められる能力も職業も、大きく変化していることでしょう。今はビッグデータの活用も含めて、文理両方の知識が必要とされる時代です。同プロジェクトでも、理系だけでなく文系が得意な生徒も積極的に参加しています。

来年度の同プロジェクトには、高校生や大学生と一緒に活動する中学生が増えることが予想され、内容のバージョンアップも図っていく予定です。「日本人は0から1を生み出すのが苦手だと言われますが、このプロジェクトの学びを通じて新しい価値を創造できる人材に成長していってほしい」と中村先生は話します。

 


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

西武台千葉中学校
[学校HP]https://www.seibudai-chiba.jp

〒270-0235 千葉県野田市尾崎2241-2 Tel.04-7127-1111

最寄駅/東武アーバンパークライン「川間駅」徒歩20分または朝日バス「日の出町」徒歩5分。
スクールバス:「川間駅」から6分、「境・関宿」「坂東方面」からあり。

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