本物と出会い、日本との違いを肌で感じ、 グローバルマインドを育むオーストラリア語学研修
今しかできないことを
7月23日から16日間、オーストラリア語学研修が実施され、参加した生徒はホームステイをしながら、ブリスベンのブリスベン・クリスチャン・カレッジ(以下、BCC)に通いました。「今年から規模が大きいBCCに変更したことで参加枠を増やすことができました。ブリスベンは他民族都市ですから、オーストラリアだけでなく様々な国や地域の生徒がいましたね」と、引率した高校2年主任の小倉栄樹先生。
到着した時は自国の文化を紹介する週で、校内には民族衣装を着た生徒がいたり、伝統食などを販売するイベントが行われていました。「お昼休みにアフリカ出身の子が自国のダンスを踊っていたので私も加わり、『踊ろう!』と生徒たちを引き込んだんですよ。これをきっかけに緊張がほぐれたようで、積極性が出てきました。現地の生徒は話しかけたら必ず答えてくれるんです。しかし受け身では相手との距離も縮まりません。だから生徒には『日本の友達と話すのは帰国してからでもできるよ。今しかできないことをやろうよ』と言っていましたね」(小倉先生)。このような先生のサポートもあり、1週間後には一緒にランチを食べたり、バスケットをしたり、友達としての関係を築いていました。
また、現地では持参したけん玉、お手玉、ヨーヨー、折り紙で文化交流も。事前学習の一環として英語で遊び方の説明を練習した甲斐もあり、BCCの生徒も興味津々で日本の遊びにチャレンジしていました。
オーストラリアの固有種と触れ合う貴重な体験も
BCCではバディ(現地の生徒)と授業を受ける生徒、グループレッスンを受ける生徒と、日ごとに分かれて学習しました。グループレッスンではゲストを招いての授業もあり、養蜂家や動物の飼育員の方が来校。ミツバチと自然界の関わりや、養蜂箱の中を見せながら蜂蜜の作り方について説明した後は、自然の状態に近い蜂蜜の試食もあり、そのおいしさに生徒たちもびっくり。さらにアニマルエンカウンターでは、オーストラリアの動物と触れ合う貴重な体験も。「専門の方がコアラやウォンバット、イグアナ、小さなクロコダイルなどを連れてきてくれ、動物の生態について説明してくれました。目の前に本物の動物がいるため生徒たちの関心も高く、説明を聞き取ろうと真剣でしたね。もちろん聞き取れない部分もあったでしょうから、その悔しさをバネに成長してくれると嬉しいですね」(小倉先生)。
日本との違いを知り、本物に触れたオーストラリア語学研修は、生徒たちにとってかけがえのない経験となったようで、帰国が近づくと「もっとオーストラリアで勉強したい」との声もあったとか。「今回の研修で語学面はもちろん、積極性など人間的にも成長できたと感じています。グローバル化に対応するには社会や世界を知ることはもちろんですが、様々な国の人とコミュニケーションできることが基本です。彼女たち彼らがこの経験をいかし、これからのグローバル社会において能動的にコミュニケーションをとり、さらに世界への視野を広げていって欲しいと願っています」と小倉先生は話してくださいました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
千葉日本大学第一中学校
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